増澤信一郎の心模様
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永い間 ブログを愛読いただきましてありがとうございました
http://ishiiaa.livedoor.biz/archives/52426260.html
今回をもちまして、2005年5月より始めましたブログ ( 増澤信一郎の心模様 )を終了いたします。
週1回の更新をライフワークの一環として、心に移りゆくよしなしごとを、つれづれなるままに書き連ねて参りました。永い間お付き合いい...
masuzawa05
2017-12-20T05:30:53+09:00
週1回の更新をライフワークの一環として、心に移りゆくよしなしごとを、つれづれなるままに書き連ねて参りました。永い間お付き合いいただき誠にありがとうございました。
私 ( 増澤信一郎 ) 70歳を機に、本年12月20日をもちまして石井建築事務所を退社いたしました。今後は以前にも増して私らしく生きたいと思っています。
書類の整理をしていると、何やら気に入ってコピー、ファイルしたであろう一文が出てきました。
「 庭づくりをする人たち 」 とあります。
人間の行動のなかで、子どもを産むことは別として、庭づくりがいちばん楽天的で、希望にあふれたものです。庭づくりをする人は計画的で、少し先のことでもずっと先のことでも、将来を信じ確信している人なのです。インゲン、エンドウマメ、ミカン、プラム、バラ、ボタン ― いろいろな植物の種を蒔いたり、植えつけたり、接ぎ木をしたり、ふやしたりするのは、将来に対して積極的な賭けをするということです。これからまだ何週間も、何か月も、何年もあるのだと宣言するようなものです。50年や100年以上もかかる苗木を植える人にいたっては、楽天的なばかりか、次の世代にとっての恩人でもあります。
いつも戦争のことを考え、それを予想してこわがっている人、人類と地球の終末を思う人、魂がしぼみ、時代の困難や脅威に打ちひしがれている人、希望も慰めもないと思い、新しい夜明けのかすかな光も見ようとしない人。そんな人には、庭づくりをおすすめします。庭づくりをすると、勇敢で大胆に、やさしくて冷酷に、きちょうめんででたらめに、おだやかで忍耐強くなることを、順ぐりに覚えていきます。何よりも今日という日を満喫し、明日に希望を持つことを覚えるのです。
・・・それでは私、これから菜園に 「 キャベツを植えに行く 」
(フランス語の慣用では 「 隠退して自由になる 」 という意味になるらしい―玉村豊男編訳、ブリア=サヴァラン著・美味礼讃より。)
メリークリスマス & ハッピーニューイヤー・・・・・また逢う日まで、さらば!
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中国という国 2017~2018
http://ishiiaa.livedoor.biz/archives/52426257.html
私(増澤)、中国と言う国がよくわからない。しかしながら一番のアジアの隣国であり、近隣のK国より親近感は有る。 その為関連書籍をよく読むのだが・・・。
習近平総書記は2017年の党大会で、建国100年の2049年までに
「 富強・文明・調和の美しい社...
masuzawa05
2017-12-18T05:30:32+09:00
私(増澤)、中国と言う国がよくわからない。しかしながら一番のアジアの隣国であり、近隣のK国より親近感は有る。 その為関連書籍をよく読むのだが・・・。
習近平総書記は2017年の党大会で、建国100年の2049年までに
「 富強・文明・調和の美しい社会主義・現代化強国 」 を築く、新たな目標を打ち出した。
共産主義国家統制 ( 毛沢東主義 ) のもと、資本主義経済 ( 鄧小平の改革開放路線 ) で急成長する中国。 確かに先進国の文明・新技術の後乗り・ただ乗りで高度成長を遂げているのも事実であるが、そこに死角はないのか・・・!?
周辺諸国の内、チベット・新疆ウイグル・内モンゴルを自国領とし、陸地の拡張に留まらず、南シナ海・東シナ海(尖閣諸島)等の海洋進出に動き出している。由々しき覇権大国である。
現在14億弱の人々を抱え、当初労働者・農業者の幸せを具体化するべく動き出した共産主義は、国家が一番弱い農民の土地を搾取し転売し儲け、ワイロで国を太らせ、富と幸せの偏在を生みだし、共産帝国主義という理想とはかけ離れた現実が存在する。
◎ 日経新聞による習近平体制のデータ。
○ 最高の意思決定機関;
○ 習近平時代に中国はこう変わった;
○ 米中は各分野でしのぎを削る;
● 信頼できる長谷川慶太郎の 「 大局を読む 」 を読む。
◎ 資本流出と企業経営への共産党の介入;
○ SDRへの参加が裏目に出て資本流出がとまらなくなった中国
SDR ( 特別引き出し権 ) は1969年にIMFが加盟国の外貨準備資産を補完する手段として創設した国際準備資産だ。その価値は複数の通貨で構成するバスケットによって割り出される。バスケットの通貨は長年、アメリカ・ドル、ユーロ、イギリス・ポンド、日本・円の四種類だったが、2016年10月に新しく中国・人民元も加わった。
SDRを持っている国は貿易の支払いなどに使う外貨が不足したとき、SDRを他のIMF加盟国が保有するドルと交換できる。つまりSDRを持っているといつでもドルの入手が可能なので、SDRになれば国際通貨として認められて人民元の保有を積み増す国も出てくるはずだ。それで中国の国際的な地位も高まると考えて、中国政府はこのSDRに人民元が採用されることを以前からつよく希望していた。
ところが現実にはSDRへの参加が、同時に中国からの資本流出にも絶好の機会を与えることになった。
IMFが人民元をSDRに採用すると決めたのは2015年11月だったが、以後、中国の富裕層や国有企業の経営幹部および中国の関係企業は大手を振って我先にと人民元をドルに換えるようになった。こうして資本流出が本格化したため、中国政府も人民元と替えるドルの外貨準備を大幅に取り崩さなくてはならなくなった。外貨準備は翌2015年12月には1079億ドル(11兆8700億円)も減り、2016年8月には2014年6月のピーク時と比べて二割減の約3兆2000億ドル(352兆円)となった。
しかし今後、資本流出の勢いを本当に止められるかどうかは不透明だ。中国から資本がどんどん流出していけば中国の富が国内からなくなっていく。この事態が進行していくなら中国における投資の原資も失われていくから、中国は資金不足に陥ってインフラ建設ができなくなる。中国ではまだインフラが足りないのだ。インフラ建設が出来なければ中国経済は成り立たなくなる。
○ 体制固めで民間の上場企業の経営にも介入してきた習近平政権
こうした民間企業の経営に共産党が介入してくると、経済合理性のない発言で経営が左右されてしまう可能性が高まる。それではとても企業経営はできない。しかも今後、中国企業だけではなく外資系企業にも習近平政権から同様の圧力が強まっていくだろう。となるともはや統制経済への回帰と言うほかはないが、同時に外資系企業は中国から逃げ出していくし、中国に入ってくる外資系企業も無くなる。
共産党が強権的に民間企業の経営に介入しても現実にはできるはずがない。無理にやろうとすれば民間企業はどんどんつぶれていって中国経済が立ちいかなくなるからだ。
○ ネット通販と広がる自由主義市場経済に統制経済は対抗できない。
今のところは共産党の統治下でネット通販が順調に伸びているように見える。だが実は、水面下でネット通販は確実に共産党の基盤を揺さぶっているのである。なぜなら、自由主義市場経済のネット通販は中国の国民に自分の自由意思で選択するという楽しさと喜びを教えてしまったからだ。この中国の国民の自由意思が政治に向かったならば共産党一党独裁は危うくなる。
したがって中国のネット通販の最も重要な意義は中国経済への貢献ではなく、中国の政治に根本的な変革を起こす種を蒔いている
◎ 共産党大会に向けて独裁体制を固める習近平;
○ 資本主義が浸透する中で習近平一強体制は中国崩壊の一里塚
毛沢東氏は内戦に勝利して建国した。鄧小平は文化大革命で疲弊した国内を立て直し、かつ改革開放政策を推し進めて中国経済が成長する土台を築いた。両者とも中国の歴史に偉業を刻んだことで、中国共産党の党員たちは毛沢東氏を建国の父とし崇め、鄧小平氏を中興の祖として讃える。対して習近平総書記には両者と肩を並べられるような実績はまだ何もない。
第19回党大会を経て習近平一強体制あるいは独裁体制ができたとしても中国という国が強くなるわけではないのだ。
その最大の理由は習近平総書記には共産主義を捨てる気がないからである。
共産主義を維持しても鄧小平氏が始めた改革開放政策の成果は非常に大きいから、すでに述べたように、それで中国の国民は今や自由主義市場経済の恩恵に浴している。別言すると、中国の国民は資本主義の甘美な味を覚えてしまったのだ。それを共産主義による統制経済で変えようとしても不可能である。
となると習近平一強体制はむしろ中国崩壊の一里塚になるだろう。中国崩壊は必ず民主化へとつながっていく。だが、中国が民主化する場合、現在の中国の統治システムのままではできないから、中国が民主化するとすれば一度国内が分裂した後にならざるをえないと思う。但し分裂後の中国を統一して民主国家を作り上げられる人物が出てくるかどうかはわからない。
● インターネットを強力に規制しても、その申し子であるネット通販で、国民が自分の自由意思で選択するという個人的な楽しみを得てしまったからには、国家がそれを規制しようとしても止まらないし、介入すれば暴発する。
庶民のささやかな自由度が、政治に対する不自由度に向かったならば、共産党一党独裁は危うくなり、政治体制の変革が始まるだろう。 という説に深くうなずく!私(増澤)、です。
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空也上人 立像
http://ishiiaa.livedoor.biz/archives/52426255.html
田中英道さんの 「 日本の美仏50選 」 から、造形的に素晴らしい空也上人を取り上げてみたい。
この仏像は鎌倉時代の仏師・康勝の作で、巨匠の仏師・運慶の四男です。
鹿の角の付いた杖と首から鉦(かね)を下げ、鉦をたたくための撞...
masuzawa05
2017-12-11T05:30:14+09:00
この仏像は鎌倉時代の仏師・康勝の作で、巨匠の仏師・運慶の四男です。
鹿の角の付いた杖と首から鉦(かね)を下げ、鉦をたたくための撞木(しゅもく)を持っています。僧侶は、世の中への執着を捨て壮絶な修行の旅を重ねます。
京都の六波羅蜜寺にある 「 空也上人 」 立像は、仏教に生きた理想の姿とされています。
質素な草鞋を履いた旅姿、目は何も見ていないかのように開け、口から発せられた
「 南無(なむ)阿弥陀仏(あみだぶつ) 」 の言葉のように、6体の阿弥陀仏の小像が突き出ています。念仏を唱えるさまを、視覚的に表現している着想は素晴らしいものです。
● 造形の妙;
ナ・ム・ア・ミ・ダ・ブツと唱え、6人の阿弥陀仏を熱い息とともに舌の先から送り出す造形手法は秀逸で、念仏を唱えるさまを、視覚的に表現する手法は斬新で素晴らしい。
言葉を形に表す・・・➡ 「 心(思い入れ)を形に表す 」 に通じるも
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東京・80代のレジェンド その1(谷川俊太郎)
http://ishiiaa.livedoor.biz/archives/52425905.html
(以下、このシリーズ、雑誌ブルータスより)
○ 言葉で世界の模型を作るように。詩を深く知る確信犯。
『 春に 』
この気持ちはなんだろう
目に見えないエネルギーの流れが
大地からあしのうらを伝わって...
masuzawa05
2017-12-04T05:28:56+09:00
○ 言葉で世界の模型を作るように。詩を深く知る確信犯。
『 春に 』
この気持ちはなんだろう
目に見えないエネルギーの流れが
大地からあしのうらを伝わって
ぼくの腹へ胸へそうしてのどへ
声にならないさけびとなってこみあげる
この気もちはなんだろう
枝の先のふくらんだ新芽が心をつつく
よろこびだ しかしかなしみでもある
いらだちだ しかもやすらぎがある
あこがれだ そしていかりがかくれている
心のダムにせきとめられ
よどみ渦まきせめぎ合い
いまあふれようとする
この気もちはなんだろう
あの空のあの青に手をひたしたい
まだ会ったことのないすべての人と
会ってみたい話してみたい
あしたとあさってが一度にくるといい
ぼくはもどかしい
地平線のかなたへと歩きつづけたい
そのくせこの草の上でじっとしていたい
大声でだれかを呼びたい
そのくせひとりで黙っていたい
この気もちは何だろう
○ 「 詩を書くより金を稼ぐ方が大事だった。だから、とにかく書くしかなかったんです 」 御年86歳の谷川さん、そう若いころを述懐している。
● 北野武さんが最近ラブロマンス小説を書いた。監督をした映像は画としていろいろの感覚を盛り込めるが、小説は言葉だけでいろいろのものを表現しなければならないから大変だと、TV番組でコメントしていた。・・・なるほど
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古稀に想う
http://ishiiaa.livedoor.biz/archives/52425283.html
私(増澤信一郎)、1947年 ( 昭和22年) 生まれ、資料によると当時(70年前)の平均寿命は50歳だったそうです。
2017年10月に70歳になり、勤続年数47年になりました。生まれた当時の日本人の平均寿命より20年も長く生きた。想えば遠くに来たもん...
masuzawa05
2017-11-27T04:00:55+09:00
2017年10月に70歳になり、勤続年数47年になりました。生まれた当時の日本人の平均寿命より20年も長く生きた。想えば遠くに来たもんだ!
人生100歳時代が30年後に訪れるという。現在100歳以上は約7万人ですが、その頃は70万人になると言われている。
その先、今から50年後の平均寿命は女性91歳、男性85歳になるという。
これからの時代、75歳を境に第三の人生を生きなさいと言う評論家もいます。・・・もちろん健康あっての事でしょうが。
例えば75歳からの第三の人生をどう生きるか!?
『 一つはお世話になった旅館さんに報いるため、とびっきりな施設作り(ハード面)のアドバイザーをしたいと思っています。時勢に対する確かなチェックを怠らず、世の中の流れや、それなりの勉学 ( 料理やサービスを含めたソフト面 ) に勤しむことが必要で、その為の準備が必要です。これからの宿は ‘ ものからことへ ’ 旅の仕方が変化している現実を踏まえて、宿の形・仕様が変わらざるを得ない現実を突きつけられています 』
そして、私なりのトレーニングをしながら 儲かる “ いい旅の宿 ” が作れそうな気がしてきました。言い方としては甚だ直截な 「 儲かる 」 と言う言葉を使いましたが、商売である限りにおいては “ もうけ ” は大切で、施設の維持管理もそれによりなされます。
設計事務所の仕事もそうですが、今後はフリーの立場で自由な発想の下、地域や自然、宿の在り方を考えるそんな視点が必要であると思っています。
最近読んだ伊集院静さんの本 「 悩むなら、旅に出よ。 」 の中に、作家であり尊敬する、故井上ひさしさんの言葉として、こんなことが書かれていました。
「 難しいことを易しく 」
「 易しいことを深く 」
「 深いことを面白く 」
● この言葉なかなか示唆に富んでむずかしい。例えば、仏教美術における仏像の美意識でいうところの 「 高貴なる単純、静かなる偉大さ 」 と相通ずるものがあると思うのだが如何だろうか。
● アルマーニがデザインを語る際の キーワード
「 過剰ではない慎みの中に存在する美しさ 」 や
「 シンプルなラインから紡がれる純粋なエレガンス 」
― ジョルジオ・アルマーニ。
そろそろ、そんなイメージ (ユーモアと品格のある ) に満ちた空間作りが出来そうな予感がします。建築の設計作業に当て嵌めてみると。
◎ 難しいことを易しく;
クライアントの多くの要望やイズムを、わが心に映してあれこれ取捨選択し、空間に投影し平易な形で提供する。
◎ 易しいことを深く;
シンプルな空間であるが、いろいろな思いや、使い勝手が内包されていて、こなれた形である。
◎ 深いことを面白く;
意味深な形を伴った空間であるがゆえに、その形の中を流れる想い入れの空気は、興味深く、示唆に富み面白い。
● 易しい空間は美しく、『 体感として、美しく優しい空間は面白い。』
第三の人生に向けて気負わず・焦らず淡々と歩む・・・。英会話のイギリス人の先生サムが描いてくれた私のイラストです。右が私で、左が23歳のサムです。
長生きをしていろいろの時代を見てみたい。人生これからが面白いと感じています。
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天皇論
http://ishiiaa.livedoor.biz/archives/52424778.html
小林よしのり さんの 漫画で知る 「 天皇論 平成29年 」 を読んだ。
この人のオールラウンドな正義感、常識論に感動し、素朴な疑問のいくつかが解決された。なかなかのマンガ家であり、人格者でもあることが判った。
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masuzawa05
2017-11-20T06:30:28+09:00
小林よしのり さんの 漫画で知る 「 天皇論 平成29年 」 を読んだ。
この人のオールラウンドな正義感、常識論に感動し、素朴な疑問のいくつかが解決された。なかなかのマンガ家であり、人格者でもあることが判った。
◎ 素朴な疑問としての天皇とは、その権威とは。 ( 子供の質問に答える形で )
○ 天皇は世界的にも珍しい
日本の個性というか、
最大の特色なんだ。
天皇の仕事は
我々国民のために 祈ることなんだ。
「天皇って、いなくてもいいんじゃないの? 」 という質問に対して
いやいや、
これはすごい日本人の知恵なんだよ。
例えば日本では
金正日やヒットラーみたいな独裁者は生まれない。
それはこの天皇の権威のおかげだと言うこともできる。
そして、天皇は国民の安寧をひたすら祈るお立場でもある。
○ 「 万世一系って何? 」
皇紀2677年
天皇や皇室の永続性を表す時、 「 万世一系 」 と言う言葉が使われます。これは、初代・神武天皇から第125代・今上天皇まで、同一の系統によって継承され、そして今後も永久に一系統で続いていく、ということを表しています。
初代・神武天皇が橿原の宮で即位されたと伝えられているのが、西暦紀元前660年。それを元年(紀年)として数える、日本の紀年法を 「 皇紀(こうき) 」 といいます。
これによって、西暦紀元前660年から数えて、西暦2017年の現在は 「 皇紀2677年 」 ということになるんですね。ちなみに、西暦ADはイエスが生まれたとする年を起点とする紀年法です。
2600年以上もの間、古典の伝えでは、日本の天皇は存在し、一系統で続いてきたとされているのです!
( 万世一系ではなく、正しくは 「 萬(まん)葉(よう)一統(いっとう) 」 と言う言葉がありこちらの方が正しい表現のようです )
○ そろそろ天皇を尊崇すると戦争につながるとか、
日の丸を掲げると戦争になるとか、
馬鹿馬鹿しくも幼稚な迷信は一笑に付すべきではないか!?
天皇を「 神 」 と思い込んだのは「 少国民世代 」 だけである。昭和天皇自身が、「 天皇は国家の最高機関である。機関説でいいではないか 」 と仰っておられたのだ。
○ 中国について
シナの歴史は皇帝の歴史である。皇帝の歴史は紀元前221年、史上初の皇帝・始皇帝が秦王朝を建てた時に始まる。
したがって 「 シナ 」 の歴史は今年(2017年)で2238年だ。
「 中国 」 は中華民国から数えたら106年。中華人民共和国からならば、わずか68年にすぎない。
「 中国四千年 」 とか 「 五千年 」 とかいうのは今の中国人が20世紀に言い出した大嘘である。
紀元前221年以前は群雄割拠する戦国時代でシナは統一されていなかった。
秦以降、シナは何度も分裂と統一を繰り返すが、チベット、ウイグル、内モンゴル、台湾などの地域は、いつの 「 統一 」 でも 「 シナ 」 には含まれず、文明の届かぬ異民族の土地 「 化外(けがい)の地 」 とされていた。チベット、台湾などの周辺地域が歴史的に 「 中国 」 だったという現在の中国人の主張は大嘘である。
さらに言うと、19世紀まで存在しなかった 「 中国 」 なる国名を古代史にまで遡って使用することがそもそもの混乱の元凶なので、わしは歴史に関する記述はできるだけ 「 中国 」 は使わず 「 シナ ( 支那 ) 」 を用いることにしている。
シナ(支那)、言葉の由来[編集]
1938年(昭和13年)に日本で発売された「支那大地図」。この地図によれば、中華民国と満州国だけでなく、モンゴル人民共和国を「外蒙古」としてその範疇[3]に加え、またソ連に割譲させられた唐努烏梁海(トゥヴァ)をも入れている。また、いわゆる漢民族の居住地でない東トルキスタン(ウイグル)とチベット(地図では「西蔵」)も入っており、広範囲の地域名でもあった。
支那という言葉の語源は諸説あるが、明朝時代末期にこの地域にいたイタリア人イエズス会宣教師衛匡国(Martino Martini)による著作”Nuvus Atlas Sinensis”では、中原初の統一王朝秦(拼音: Qin, 梵語: Thin・Chin, ギリシャ語・ラテン語:Sinae)に由来するとされる[4]。衛匡国によれば、この秦の呼称が周辺諸国に伝わったが、現在のインドで転訛してシナになったとしている。これが一般的な通説とされるが、戦前の日本の地理学者の藤田元春などは反対説を主張している。その諸説によると交易品であった絹糸に由来するもの、民族名である「チャン族」あるいは、「インドから見て辺鄙で遠いところ」との意からきたともいう。なお、このシナの発音が西洋に伝わり英語の"China"フランス語の"Chine"などの語源ともなったといわれている。紀元2世紀前後にはインドで中国を指して「チーナ・スターナ"China staana"」と呼んでいた。この表記について徐作生は、1995年に雲南省西部の都市「支那城」に由来するという説を発表している[5]。インド側からポルトガルでは大航海時代から現代まで一貫してChinaとよぶ。ギリシャ、ラテン圏では国名、地域名は女性形になることが多く、秦の国名はシーナとなる。
インドから仏教が隋に伝来した当時、経典の中にある梵語「チーナ・スターナ"China staana"」を当時の訳経僧が「支那」と漢字で音写したことによって彼の地に伝来した。この時の当て字として、「支那」のほか、「震旦」「真丹」「振丹」「至那」「脂那」「支英」等がある。そのため、「支那」はこの地域の当時の公用語からすれば外来語であり、当初は外国人からの呼称であったと言える。 ( ウイキペディアによる )
○ 「 公民 」 の思想
「 昔の武将が武力で天下を平定し、日本における実力的絶対支配となっても必ず天皇を仰いだのは、昔の人間が自主独立の精神がないために何かより以上の権威を必要としたからではなく、人間は古も今も社会生活国家生活には必ず権威を必要とする人間本来の性質に基づくものであり、そして、天皇を仰いだのは、天皇に日本民族社会の、日本民族国家生活の究極かつ最高の権威たる実質が見出されていたからである 」 (里見岸雄氏の見解)
天皇号の成立と同時期、すなわち推古天皇、聖徳太子の時代に、日本国内には
「 公民 」 の思想が生まれた。
それまでの民衆は、各豪族が私的に支配していた。
だが、豪族をすべて天皇の臣下として、民衆は豪族の私的支配から離し、
天皇一人の公的統治の下に置くべきだと聖徳太子は考えた。
「 天皇 」 の称号は国外に向けてはシナ文明圏からの独立を意味し、国内においては、民衆の公的で、公正・公平な統治を意味したのである。
聖徳太子は607年、第2回の遣唐使として小野妹子を派遣する。
「 日出ずる処の天使、書を日没する処の天子に致(いた)す。恙(つつが)無(な)きや 」
半年後第3回目の遣唐使は
「 東の天皇、敬(つつし)みて西の皇帝に白(もう)す 」
ここにおいて我が国で初めて 「 天皇 」 の呼称が使われた。
○ 「 神まつる
昔の手ぶり 守らむと
旬(しゅん)祭(さい)に発たす 君をかしこむ 」
昭和天皇から受け継いだ
古代から続く祭祀の手ぶりを
しっかり守って、
自分も国民のために祈ろうと
誓いながら
陛下は旬祭に向かわれる。
これは皇后陛下 美智子さんが詠んだ歌である。
「 人の世の
非情に耐へて 人知れず
民のためにと 祈る天皇 」 わし作(小林よしのり)
◎ 天皇はわれわれの魂の中にある。
◎ 天皇を中心に置いた 「 支配なき自己統治 」 こそが日本の国体である!
と “ わし ” は叫んだ。
● 私(増澤)思いますに、毎年正月に宮中で皇室が歌を詠む行事、このような文化的行事が連綿と続いている高質な国は、世界広しと言えども日本だけである。
そして、伊集院静さんの最新刊の一節が深く心に残った
「 歴史を学ぶことは、自分を学ぶことですから 」
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いのちの授業
http://ishiiaa.livedoor.biz/archives/52424223.html
今年、105歳で亡くなられた聖路加国際病院名誉院長で生涯現役を通した、日野原先生のご本 「 いのちの授業 」 をひも解いてみた。子供向けに書かれた平易な文章の中に秘められた豊かな人生訓に納得した。
◎ いのちとは なんで...
masuzawa05
2017-11-13T06:30:08+09:00
今年、105歳で亡くなられた聖路加国際病院名誉院長で生涯現役を通した、日野原先生のご本 「 いのちの授業 」 をひも解いてみた。子供向けに書かれた平易な文章の中に秘められた豊かな人生訓に納得した。
◎ いのちとは なんでしょうか
私が、この「 いのちの授業 」 で10歳の子どもたちに 「 いのちってなんだろう? 」 と問いかけると、 「 心臓 」 という答えが返ってくることがいちばん多く、「 どこにある? 」 とつっこんで聞くと、みんな胸を押さえて 「 ここ! 」 と答えてくれます。「 あたま 」 や 「 からだ全体 」 という子どももいました。
この本を読む君たちのなかにも、いのちは心臓にあると思っている人はきっと多いことでしょう。でも心臓は、いわばポンプです。心臓は私たちが吸った息のなかの酸素や腸から吸収した栄養素を、血液といっしょに頭や手足、からだ全体に、ひとときも休むことなく送り続けています。だから、私たちのからだは動くことができるのです。いわばいのちを動かす役割を果たすのが心臓、というわけで、その心臓はいのちそのものとは言えないのです。
◎ どうして、人をなぐってはいけないのですか
友だちや両親にいやなことを言われたり、たたかれたり、なぐられたりしたらきっとはらがたつでしょう。 「 いつか仕返しをしてやろう 」 と思うかもしれません。でも、そこで、言い返したり、なぐり返したりしてしまうと、ケンカが終わらなくなります。
国と国が戦争を始めるのも、同じことなのです。 「 ミサイルで攻撃されたから、仕返ししてやる 」 そんなふうに仕返しばかりしていれば、戦争は決してなくならないのです。
もしみなさんが、なぐられてもなぐり返さないようにして、いじめられてもしんぼうし、 「 今度からはなぐるなよ。仲よくしよう 」 と言う。そうすれば、いじめやけんかがなくなります。一人ひとりがそうすれば、世界中から戦争がなくなりますね。
それが、平和ということなのです。
◎ いのちは、時間
いのちは、自分が使える時間
69.7歳と82歳では12歳も違います。40年前より今のほうが、平均して12年長く生きることができるのです。12年分 「 いのちがのびた 」 という言いかたもできますね。
「 なるほど、寿命なんだ、時間なんだ 」 とみなさんはおもうかもしれません。たしかにそのとうりです。そのとうりなのですが、たとえばその12年間という 「 いのちの時間 」 を、寝てばかりですごすのと、あちこちへ旅をしたりたくさんの人と出会ったりしてすごすのでは、まったく違います。
たとえば1時間、自由に使える一時間でも使い方はいろいろでしょう? 自分のもち時間の使い方にはいろいろあるのです。
ですから、いろいろある時間の中でも、私は 「 いのち、とは君たちが使える時間 」 だと、みなに教えたいのです。
◎人生の失敗は 長生きをしてあがなえばいいのです
もし、過去の人生において失敗したことや、後悔することがあれば、それをあがなうためにもっと長生きをしなければならないでしょう。人から借りたお金があれば、長生きをして返さないといけないでしょう。だから、人生において失敗をした人ほど、長生きしてほしいと、私は切に思います。キリストは人のために尽くし、しかし世間から誤解され、弟子の一人の裏切りで十字架にかけられ33歳で亡くなりましたが、一般の人はキリストのように犠牲的な立派な生き方はできない。だから、長く生きて償いをしよう―、そう考えてほしいと思います。
◎ 「 殺してはならない 」 ではなく 「 嫌いな相手をもゆるす 」 ということができる人。 そんな人になってほしいのです。
ちょっと気に入らないことがあったからといって他人を殺すだけではなく、親が子を、子が親のいのちを奪ってしまう・・・・・。最近、簡単に人が殺されているように思います。どうしてこんなことが起きてしまうのでしょう。
この世には、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教、仏教といった、世界中の多くの人々に信じられて宗教があり、日本では八百万の神々を信じる神道や、仏教が代表的な宗教とされています。しかし多くの方々はふだんの生活のなかでは、それほど宗教を大事にしていないと思われます。でも宗教はいのちの大事さを説き、また、私たちが毎日の生活を送るなかで、人と付き合ったり、暮らしてゆくうえでのルールを決めてくれています。
私は、これらの宗教が 「 人のいのちを奪う 」 ということについて、どのように語っているかを知りたくてキリスト教のよりどころである旧約聖書と新約聖書を調べてみました。
キリストが生まれる1000年も前に書かれた旧約聖書には、人として、付き合っていく上での 「 いましめ 」 として 「 あなたは殺してはならない 」 とはっきりと書かれてあります。
旧約聖書が書かれてから500年が経ってから書かれた新約聖書の中には 「 汝の敵を愛せよ 」 とあります。
親しい人や家族に優しくすることは難しいことではありません。でも新約聖書では、あなたが嫌いな人にも親切にし、愛しなさいと言うのです。
● そして日野原先生は
『 何かを期待する Pay Back ではなく
先にまず贈る Pay It Forward 』 と言う言葉を挙げておられます。
● 見返りを求めるのではなく、こちらから進んで、人に尽す。
あらためて、日野原先生に合掌、冥福を祈りたいと思います。
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ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町
http://ishiiaa.livedoor.biz/archives/52420562.html
赤プリでお馴染みのプリンスホテルが、解体後新築されてお披露目です。
今年の石井建築事務所、熱海と東京の合同役員会を 新築されたホテルの和食 ‘ 蒼天 ’にて行いました。
● 仕事はお互いに順調です。
会議の内容の差支えの...
masuzawa05
2017-11-06T05:30:51+09:00
今年の石井建築事務所、熱海と東京の合同役員会を 新築されたホテルの和食 ‘ 蒼天 ’にて行いました。
● 仕事はお互いに順調です。
会議の内容の差支えのないものを記します。
所員のモチベーション向上方法について。
WEB会議の実践について
プレミアムフライデーの実践について
図面のチェック体制について・・・etc
ホテルの名前の由来ともなった「 ギャラリー 」という言葉には、美術館を訪れた際に感じる高揚感の中、お客様一人ひとりの大切な時間を思い思いに、自分のペースでお過ごしいただきたい、そんな願いが込められています。
ロビーラウンジと赤坂の俯瞰です。
〇 41㎡・¥70,000の基準客室、廊下
〇 90㎡・¥400,000の特別室です
● インテリアは白系のベージュで統一され、シンプルモダンで好感が持てる。
しかしながら、日本のシティーホテルに シンプルな “ 日本 ” を感じさせるオリジナルなインテリアが欲しいと思っている。
「 浮、透き、抱き・・・陰翳、ラインの明かり
なにか皮膜に包まれたような朧(おぼろ)な空間・・・さわやか・数奇な客室 」
〇 フィットネス回り
〇 クラブラウンジ
〇 バーラウンジ、和食回り
〇 個室のセッティングと景色
〇 本日のディナーメニュー
前菜 芹と黄ニラお浸し・ズワイ蟹糸がき、真鯛柔煮・筍・蕗・焚き合わせ、木の芽金山寺ジュレ、カリフラワーのムース・タラバガニ・鱈子ソース・飾り野菜
● 鱈子ソースのカリフラワー、ソースが鱈子の塩味適宜で旨い。
吸い物 桜海老真丈蕪仕立て、青味・独活・蕨・人参
造り お造り盛り合わせ、妻野菜・本山葵・醤油
煮物 干し鮑とメバルの揚げだし、茄子・スナックエンドウ・生姜・色目野菜
● 茄子が旨い
焼物 甘鯛タルタル焼き、ラム肉のみそ焼き・焼きトマト・木の芽ソース
● 甘鯛のタルタルソースがいい、ラム肉には味噌が旨い取り合わせだ。
〇 蒸し物 フォアグラの茶碗蒸し、ポン酢餡
● フォアグラのヌクッとした薫りがいい。
〇 食事 新生姜炊き込みご飯、大江戸甘味噌赤出汁、香の物
〇 本日のデザート
● 久しぶりにうまい和食でしたが、欲を言えば刺身がもう少したっぷりと欲しかった。ややもすると、ままごと遊びの魚屋さん的なチマチマしたお造りは勘弁してほしい。
● 旅館の客室は言うに及ばず、ホテルの客室も変わらなければ! と思う今日この頃です。
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紅梅・白梅図屏風
http://ishiiaa.livedoor.biz/archives/52420560.html
今年の春先の事、熱海のMOA美術館に、国宝・尾形光琳の紅白梅図屏風、野々村仁清の色絵藤花文茶壺、手鑑「翰墨城」 を久しぶりに見に出かけた。
〇 紅白梅図屏風
● 能楽堂にて作品のレクチャーを受けた。左の白梅は...
masuzawa05
2017-10-30T05:30:13+09:00
〇 紅白梅図屏風
● 能楽堂にて作品のレクチャーを受けた。左の白梅は老いを表し、右の紅梅は若さを表しているという解説に納得をした。・・・それなりの枝ぶりである。流水を中央に配し、モダンデザインでありながら写実性に富む構成は素晴らしい。
白梅には朝廷からいただいた ‘ 法(ほう)橋(きょう) 光琳 ’ の銘があり紅梅には自分の銘 ‘ 清々 光琳 ’ が認めてあるのを初めて知った。
紅白梅図屏風は年間通して展示願いたいが・・・梅だから春先だけの展示が良いのかもしれない!?
〇 ご存じ色絵藤花文茶壷
〇 手鑑
以上三点が国宝です。
〇 虎と水鳥の屏風も尾形光琳です。
〇 書の掛け軸; 春光と真・善・美
〇 翔という作品
〇 黄金の茶室 復元
● 別館に「花の茶屋」と「そばの房」があって、花の茶屋にて和食のランチをいただきました。なかなかこなれた味で美味しかった。
MOA美術館は熱海を見下ろす高台にあります。この美術館、作品は少ないですが、内外部とも空間がゆったりとしていていい。昔はホールに座りたくなるような素敵な椅子がいっぱい置いてあったと記憶しているのだが・・・。 今は無い
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日本は自前で国の設計図を描け
http://ishiiaa.livedoor.biz/archives/52420559.html
美しい日本の原風景 ( 春先、畑の枝垂れ桜、花桃 )
元駐米大使の加藤さんが、産経新聞の正論に表題の記事を上梓されていた。
10年前に亡くなられた、地味だけれども日米同盟の強化に多大な貢献をし...
masuzawa05
2017-10-23T05:30:22+09:00
元駐米大使の加藤さんが、産経新聞の正論に表題の記事を上梓されていた。
10年前に亡くなられた、地味だけれども日米同盟の強化に多大な貢献をした、知識人であり政治家の椎名素夫氏の言葉を引用して、日本のあるべき姿を憂いておられた。
◎ 椎名氏曰く;
「 戦後60年を経た今、日本の社会では 『 国民 』 と呼ばれることを拒否する、正体不明の 『 市民 』 の人口は確実に増加している。これに国を便宜の一つとしか考えていない人間や組織の存在を合わせると、こういう要素でできている集合体は果たして国といえるのか 」 と述べ、こう続けた。
「 選挙ではにぎやかな 『 政策論争 』 が喧伝されたが、中身はといえば 『 郵政民営化 』 にしても 『 年金問題 』 にしてもゼニ勘定に関わるものばかりだった 」
そして、 「 戦後60年にわたって日本が経験した、朝鮮特需に始まる一連の幸運を追い風として勝ち得た成功のコストは大きなものについた。他人(アメリカ)が書いた設計図にただ乗りした成功に安住しているうちに、国の基本を苦心して自分で考え抜く知的エネルギーまで喪失したのではないか 」 と、懸念を表明した。
● 私(増澤)思いますに、その通り! 与党・野党を問わず、天下国家を論ずることのない国会議員は不要である。些末な人格攻撃に終始し、くだらない。攻撃を受ける本人も人間力が足らない。議員の資格審査機構が必要であろう。
◎ 続いて加藤氏曰く; 戦後の成功は 「 錬金術 」 の所産。
「 他人の書いた設計図 」 に何かそこかしこ、いかがわしいにおいがあっても、それをさも 「 自分のもの 」 であるかのように使い続け、使いこなして、いつしか実質的に主体的なものにしてきたのか、戦後日本の 「 成功物語 」 であったと思う。
私自身も一所懸命、そういう仕事をしてきた。
しかし今、私はこの成功は高度の 「 錬金術 」 ( hermetic )の所産だったのではないか思うときがある。
〇 文部科学省研究所の世論調査と韓国の世論調査。
日本人の83%が来世も日本人に生まれたい。
韓国の61.1%が来世は韓国に生まれたくないと答え、76.9%が移住を真剣に考えている。
〇 ウイン・ギャラップ・インターナショナルの世論調査。「 あなたは自分の国が侵略を受けたとき、身をもって戦いますか 」 と問うたのに対して。
韓国は42%が 「 イエス 」
日本は11%が 「 イエス 」
● 日本人は来世も日本人であることに意義はないのだが、我身を守るために自ら戦うのは勘弁してほしい。 という身勝手さ!
平和ボケ、他人任せな国民性は如何なものでしょうか! 私(増澤)は悲しくなります。
◎ それで、国際的な評価は得られのでしょうか? と加藤さんは続けるのです。
他人が書いた設計図を自由闊達に使いこなし、自分のものにしてここまで来た日本は、趨勢の問題として、今その代償が何であったかを考えるべき状況に向き合っている。
そこで重要なのは、日本が自前の設計図を書くことを阻(はば)んでいるのは、決してアメリカではないという点である。直視すべきは、日本自身が自前の設計図を製造する能力を自ら封印してきたことであり、それは日本の責任であって他者に転嫁できる話ではない。
日本が 「 成功物語 」 の結果、国際社会で最高の好感度を長く維持しているのは心地良いことである。しかし、日本国内に国を便宜の一つとしか考えない勢力が増えていることを考えれば、日本を外から見る諸外国の中に日本を 「 便宜上、ユーティリティー(有用性)の高い国 」 としてしか見ない国が多くても、驚くにあたるまい。
これは 「 ソフト 」 な支持であって、「 ハード 」 な支持ととらえるのは早計である。
他人から与えられた設計図をなぞった 「 成功物語 」 にも多分、限界がある。自前の設計図を書く覚悟がない場合、結局、損をするのは日本であり、まっとうな日本国民である。
● 自前の設計図を書き、その出来栄えに責任を持つ貴方、私でありたい。
そして、隠れ平和願望国民としての日本人を払拭し、皇紀二千数百年の独自な文化を持つ国民の矜持として、広く世界に目を向け伝統と正義の継承のために生きるべきである。
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