2017年12月20日
永い間 ブログを愛読いただきましてありがとうございました
今回をもちまして、2005年5月より始めましたブログ ( 増澤信一郎の心模様 )を終了いたします。
週1回の更新をライフワークの一環として、心に移りゆくよしなしごとを、つれづれなるままに書き連ねて参りました。永い間お付き合いいただき誠にありがとうございました。
私 ( 増澤信一郎 ) 70歳を機に、本年12月20日をもちまして石井建築事務所を退社いたしました。今後は以前にも増して私らしく生きたいと思っています。
書類の整理をしていると、何やら気に入ってコピー、ファイルしたであろう一文が出てきました。
「 庭づくりをする人たち 」 とあります。
人間の行動のなかで、子どもを産むことは別として、庭づくりがいちばん楽天的で、希望にあふれたものです。庭づくりをする人は計画的で、少し先のことでもずっと先のことでも、将来を信じ確信している人なのです。インゲン、エンドウマメ、ミカン、プラム、バラ、ボタン ― いろいろな植物の種を蒔いたり、植えつけたり、接ぎ木をしたり、ふやしたりするのは、将来に対して積極的な賭けをするということです。これからまだ何週間も、何か月も、何年もあるのだと宣言するようなものです。50年や100年以上もかかる苗木を植える人にいたっては、楽天的なばかりか、次の世代にとっての恩人でもあります。
いつも戦争のことを考え、それを予想してこわがっている人、人類と地球の終末を思う人、魂がしぼみ、時代の困難や脅威に打ちひしがれている人、希望も慰めもないと思い、新しい夜明けのかすかな光も見ようとしない人。そんな人には、庭づくりをおすすめします。庭づくりをすると、勇敢で大胆に、やさしくて冷酷に、きちょうめんででたらめに、おだやかで忍耐強くなることを、順ぐりに覚えていきます。何よりも今日という日を満喫し、明日に希望を持つことを覚えるのです。
・・・それでは私、これから菜園に 「 キャベツを植えに行く 」
(フランス語の慣用では 「 隠退して自由になる 」 という意味になるらしい―玉村豊男編訳、ブリア=サヴァラン著・美味礼讃より。)
メリークリスマス & ハッピーニューイヤー・・・・・また逢う日まで、さらば!
週1回の更新をライフワークの一環として、心に移りゆくよしなしごとを、つれづれなるままに書き連ねて参りました。永い間お付き合いいただき誠にありがとうございました。
私 ( 増澤信一郎 ) 70歳を機に、本年12月20日をもちまして石井建築事務所を退社いたしました。今後は以前にも増して私らしく生きたいと思っています。
書類の整理をしていると、何やら気に入ってコピー、ファイルしたであろう一文が出てきました。
「 庭づくりをする人たち 」 とあります。
人間の行動のなかで、子どもを産むことは別として、庭づくりがいちばん楽天的で、希望にあふれたものです。庭づくりをする人は計画的で、少し先のことでもずっと先のことでも、将来を信じ確信している人なのです。インゲン、エンドウマメ、ミカン、プラム、バラ、ボタン ― いろいろな植物の種を蒔いたり、植えつけたり、接ぎ木をしたり、ふやしたりするのは、将来に対して積極的な賭けをするということです。これからまだ何週間も、何か月も、何年もあるのだと宣言するようなものです。50年や100年以上もかかる苗木を植える人にいたっては、楽天的なばかりか、次の世代にとっての恩人でもあります。
いつも戦争のことを考え、それを予想してこわがっている人、人類と地球の終末を思う人、魂がしぼみ、時代の困難や脅威に打ちひしがれている人、希望も慰めもないと思い、新しい夜明けのかすかな光も見ようとしない人。そんな人には、庭づくりをおすすめします。庭づくりをすると、勇敢で大胆に、やさしくて冷酷に、きちょうめんででたらめに、おだやかで忍耐強くなることを、順ぐりに覚えていきます。何よりも今日という日を満喫し、明日に希望を持つことを覚えるのです。
・・・それでは私、これから菜園に 「 キャベツを植えに行く 」
(フランス語の慣用では 「 隠退して自由になる 」 という意味になるらしい―玉村豊男編訳、ブリア=サヴァラン著・美味礼讃より。)
メリークリスマス & ハッピーニューイヤー・・・・・また逢う日まで、さらば!
Posted by masuzawa05 at 05:30│Comments(0)