2017年12月11日
空也上人 立像
田中英道さんの 「 日本の美仏50選 」 から、造形的に素晴らしい空也上人を取り上げてみたい。
この仏像は鎌倉時代の仏師・康勝の作で、巨匠の仏師・運慶の四男です。
鹿の角の付いた杖と首から鉦(かね)を下げ、鉦をたたくための撞木(しゅもく)を持っています。僧侶は、世の中への執着を捨て壮絶な修行の旅を重ねます。
京都の六波羅蜜寺にある 「 空也上人 」 立像は、仏教に生きた理想の姿とされています。
質素な草鞋を履いた旅姿、目は何も見ていないかのように開け、口から発せられた
「 南無(なむ)阿弥陀仏(あみだぶつ) 」 の言葉のように、6体の阿弥陀仏の小像が突き出ています。念仏を唱えるさまを、視覚的に表現している着想は素晴らしいものです。
● 造形の妙;
ナ・ム・ア・ミ・ダ・ブツと唱え、6人の阿弥陀仏を熱い息とともに舌の先から送り出す造形手法は秀逸で、念仏を唱えるさまを、視覚的に表現する手法は斬新で素晴らしい。
言葉を形に表す・・・➡ 「 心(思い入れ)を形に表す 」 に通じるも
この仏像は鎌倉時代の仏師・康勝の作で、巨匠の仏師・運慶の四男です。
鹿の角の付いた杖と首から鉦(かね)を下げ、鉦をたたくための撞木(しゅもく)を持っています。僧侶は、世の中への執着を捨て壮絶な修行の旅を重ねます。
京都の六波羅蜜寺にある 「 空也上人 」 立像は、仏教に生きた理想の姿とされています。
質素な草鞋を履いた旅姿、目は何も見ていないかのように開け、口から発せられた
「 南無(なむ)阿弥陀仏(あみだぶつ) 」 の言葉のように、6体の阿弥陀仏の小像が突き出ています。念仏を唱えるさまを、視覚的に表現している着想は素晴らしいものです。
● 造形の妙;
ナ・ム・ア・ミ・ダ・ブツと唱え、6人の阿弥陀仏を熱い息とともに舌の先から送り出す造形手法は秀逸で、念仏を唱えるさまを、視覚的に表現する手法は斬新で素晴らしい。
言葉を形に表す・・・➡ 「 心(思い入れ)を形に表す 」 に通じるも
Posted by masuzawa05 at 05:30│Comments(0)