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増澤信一郎の心模様

2017年10月02日

インターコンチネンタルホテル・大阪

作家の村上龍さんが、NTT都市開発の新聞広告を執筆しているのを楽しみに読んでいる。 「 ホテル、街、都市 」 シリーズにこんな文章があった。
 
 「 最も印象に残るホテルはどこですか 」
 よくそんな質問を受ける。いろいろなホテルに泊まったが、
 印象に刻まれているのは、周辺の、レストランやバー、ショップだ。・・・

ホテルと街は切り離すことができない。出会いを通して、
生命の息吹のようなものが行き交っている。
だから、「 街と一体化したホテルがあればいいのに 」
そんなことを考えたのだった。
大阪駅の北側にある大規模開発地区 「 グランフロント大阪 」 は、まさにそのようなコンセプトを持つ・・・。

 そんな一文に惹かれてホテルを訪れてみた。

◎ 街としてのビル街の顔と、ホテルの顔

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〇 低層4階までがパブリックで、コンベンション、教会、エステ、ジム・プール、が入っている。


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● プールは宿泊者無料で水着も無料貸し出し、大風呂には当然

脱衣室があり、其処とプールを結ぶバックの横動線が確保されていて、使い易い。もちろん風呂も無料です。
客室から浴衣で行き来できる専用縦動線があればさらに良いと思うのだが・・・、具体的にはどうするか!? やるんならそこまで考えて欲しい。
● 以下に大風呂を紹介します。サウナもドライとスチームを完備、リラクゼーションルームもあります。大風呂が有るのは有り難く、プールとの連携もいい。

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〇 フロントは20階ですが、21階から28階が客室で、「 クラブインターコンチネンタル 」 専用ラウンジとコンシェルジュデスクが28階に有り、そこではチェックイン・チェックアウトなどのワンランク上のサービスができます。ご朝食、午後のティータイム、夕方のイブニングカクテル、ナイトキャップとともに、リラックスした時間を過ごすことができます。又、ホテル上層階の29〜32階には長期滞在型のサービスレジデンスが有ります。

これは20階、一般のフロントです。


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〇 カジュアルダイニング、BARラウンジ、フレンチ
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〇 滞在型の客室
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〇 一般客室
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● ライティングデスク、オットマン付きの椅子、デイベットが配された空間で、うたた寝や読書がそのまま出来る。水回りがガラス張りで明るく、それ故に広く見えるのがいい。客室は満点です。



〇 夕食です。最近食べ過ぎで太り気味、簡単にアラカルトで頼みました。ビール・シーザースサラダ・海老ピラフ・アイスクリーム。

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● カジュアルダイニングでの夕食、昼・夜兼用のビュッフェダイニングでもあり。アラカルトはビュッフェの流用品といった感じで、この流れではいただけない。気がついた時には遅かった。

一流ホテルはそこで一番のダイニングにて、厳選の上自慢の品を食べるべきと心得たい。

ピラフは味がまるでなく、塩を振りかけて食べたが、サラダが出た後すぐにピラフが出てくる始末で、食事の進捗状況がまるで分っていない。そのことを指摘したのだが、ウエイトレスの反応が鈍く謝りの言葉もない。おまけにウエイターに疑問点を質問したことの答えが最後までなかった。

● このホテル、食事は洋に特化しているせいか、ビュッフェの和の素材は申し訳程度には有るだけで、和食そのもののレストランがない。ビル内の和食を探しなさいということなんでしょうが、私(増澤)はホテルの和朝食のファンなので非常に残念でした。

〇 朝食です。
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●奥にあるのがオムレツで、小海老と玉ねぎとトマトを入れてもらいました。中身をセレクトでき、これは美味かった。


〇 ビュッフェの品揃えです。


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写真の最後にちょこっと有るのが、このホテル唯一の和の食材です。それもビュッフェ用です。・・・?


● 全体のデザインはモダンな感じで、客室の広さ感もいいが、ホテルは施設が良いのは当たり前で、ダイニング等で感じる人的サービスが拙ければすべてダメとなる。
この時季、桜の季節で宿泊料金が平時の倍以上というのはいただけない。ぼったくりである。

● 同じようなもの、東京で言えば六本木のミッドタウンであろう。東京の方が全てに亘り洗練されている。未だこなれていない印象を受ける。大阪人、もったいないぜ !?
関西人の手厳しい苦情はないのだろうか

● ホテルの良さ、と旅館の良さ、又それぞれの欠点をうまく総合した宿が、グローバルな時代の日本に有ってもいい。それも都心部に!

● 人的サービスのグレードから言うと、次回はこのホテルには泊まらないだろう。施設が良いので百歩譲って泊まるとしても食事は街に出よう! 

いちばん生理的なこと・・・食べ物の恨みは恐ろしい。

Posted by masuzawa05 at 12:23│Comments(0)
 
心を形に表す
建築空間にはいろいろの「想い」がある。
具体的な平面から容積のある空間へと立ち上げるさまざまな作業の中で、オーナーの使い勝手や心情が、私の心を通して色づいていく。
思い入れ豊かに熟成された建築空間には、オリジナルでしなやかな空気が息づき始める。
豊潤で美しく、時に凛々しい。
機能的であることは大切なことですが、美的な創意工夫も大切な要素です。
そう思いながら設計しています。


増澤信一郎
S22年10月11日生まれ
芝浦工業大学建築工学科卒業
静岡県伊東市宇佐美在住
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