2016年08月08日
セトレ マリーナ琵琶湖
中部建築賞の審査員をしていて、珍しくホテルが入賞しました。
商品建築としてのホテル・旅館は、商品であるがゆえに儲かるかどうかが先に立ち、
イズム(個性的な先進宿泊空間としての)が後追いするきらいがあります。
この作品はイズムが先行して出来たホテル建築であろう。イヤミがなく自然体で心地良い。
但し採算が合っているかは・・・? である。
◎ ようこそ 『 セトレ マリーナびわ湖 』 案内書にはこうありました。
風のゆらぎを感じる STAY
「 地域 」 とともに
風景と人の環(わ)をはぐくむ
Welcome Back ‘ おかえりなさい ’
○ 外観、屋上からの眺め
○ ELVホール、廊下 ( ● 廊下小窓の突き出しが自然通風になる。客室のダブルドアーの片方のドアーをルーバ−にしておくと、廊下〜入口〜部屋の突き出し窓を通し、琵琶湖から・陸地から風が吹き抜けるようになっている。冷房の嫌いな人には嬉しい仕組みである )
○ 客室
○ ハンモックに憩う私 ( ● ハンモック付きの部屋は一人当たり¥1,000アップとなる )
● ゆっくりとハンモックで憩うのは初めてで、バルコニーが広くないとできない。本格的に憩ったのは初めてで、体の重みの反力を感じない浮遊感がたまらなくいい。
○ バーラウンジ、ライブラリー ( ● ソフトドリンク、ワイン、ビール、おつまみも無料、但しセルフ )
○ 風のチャペル
● お金はあまりかけていませんが、デザインには手間をかけていて、空間構成が巧みで良かった。
○ コンベンション施設とピクト表示のいくつか
○ メインダイニング
○ ディナー
テーブル・セットアップ
イタリア パルマ産24ヶ月熟成の生ハム
赤海老のカルパッチョ(● エビの頭の唐揚げは美味)
野菜を使ったペペロンチーノのレモン風味(● 赤水菜のシャキシャキ感がいい)
鰆のオーブン焼き白ワイン風味のバターソース
近江牛のロースト、季節の野菜を添えて(● 小松菜のチンゲン菜風のあしらい、焼玉ねぎ、インゲン、スナップエンドウ)
滋賀県産のイチゴのフレジェ、とエスプレッソ
● 琵琶湖の夕日と、例によってお気に入りのY’s(ヨウジ・ヤマモト)のTシャツと、トカゲの黒のシャツブラウスを着た私です。
● 追加料金を出した割に、近江牛は今一の味でした。ローストではなく少量でいいから熱々のステーキでいただきたかった。それが残念。
● ワインは料理に合わせて、グラスワインでセレクトしてくれました ( なんと、ここでも飲み物代は無料でした )
○ 朝食は部屋出しもしてくれます。ディナーがレストランでしたので、サービスの程度をみるために頼んでみました
ニンジンのスープ
クロワッサン、コーヒー、牛乳
ソーセージと温野菜
野菜サラダとポテト、ハム
淡水魚と玉ねぎのマリネ
煮豆入りポーチドエッグ(落しタマゴ)
デザート
● 自然素材を使った、風通しのいい、プランが検討されつくされたスタイリッシュな素敵なホテルでした。
● 一人旅用のプランを選びましたが〆て¥26,000(一泊二食、飲み物込み)で、格安感がある、気さくなホテルでしたが、ここでも14室でやってゆけるのかなと余計な心配をしてしまいました。
● 事務所の営業用パンフレットをフロントマンに差し上げて、ROOFに大風呂が有ればいいねと言ったところ、頷いておられました。
今日見学予定の 「 ラ コリーナ近江八幡 」 の件を聞いたところ、オーナーが何度も泊りに来ていたとのことでした。
◎ 帰りがけ藤森照信さんの新作、屋根が芝で覆われた 「 ラ コリーナ近江八幡 」 を見学しました。 地元の 『 たねや 』 さんというお菓子屋さんの施設です。
○ 藤森さん曰く: 僕は基本的に建築と緑は一体化不能だと思っています。でもそう思っていながら、だからこそ一体化させてやろうと思う・・・。
芝生は放っておけば混ざります。僕は、建築に取りつく自然は、本当の自然ではなく中間的なものなので、そこの見極めが大切だと思います。だから、本当の野生の自然を建築とくっつけようとは思っていません。と述べています。
● 私(増澤)思いますに、とても解るような気がします。建築に取り付きいつの間にか棲みついた植物が、自由に繁茂し生きながらえるそんなイメージでしょうか。
建物を雨から守るための屋根に芝を取り付かせ、定期的に灌水し、晴天に軒先から水滴が滴る景観は如何なものかと思われます。
でも初めて実地見聞してみて、面白かった。
以上、研修・見学の為の ロングドライブな旅でした。
商品建築としてのホテル・旅館は、商品であるがゆえに儲かるかどうかが先に立ち、
イズム(個性的な先進宿泊空間としての)が後追いするきらいがあります。
この作品はイズムが先行して出来たホテル建築であろう。イヤミがなく自然体で心地良い。
但し採算が合っているかは・・・? である。
◎ ようこそ 『 セトレ マリーナびわ湖 』 案内書にはこうありました。
風のゆらぎを感じる STAY
「 地域 」 とともに
風景と人の環(わ)をはぐくむ
Welcome Back ‘ おかえりなさい ’
○ 外観、屋上からの眺め
○ ELVホール、廊下 ( ● 廊下小窓の突き出しが自然通風になる。客室のダブルドアーの片方のドアーをルーバ−にしておくと、廊下〜入口〜部屋の突き出し窓を通し、琵琶湖から・陸地から風が吹き抜けるようになっている。冷房の嫌いな人には嬉しい仕組みである )
○ 客室
○ ハンモックに憩う私 ( ● ハンモック付きの部屋は一人当たり¥1,000アップとなる )
● ゆっくりとハンモックで憩うのは初めてで、バルコニーが広くないとできない。本格的に憩ったのは初めてで、体の重みの反力を感じない浮遊感がたまらなくいい。
○ バーラウンジ、ライブラリー ( ● ソフトドリンク、ワイン、ビール、おつまみも無料、但しセルフ )
○ 風のチャペル
● お金はあまりかけていませんが、デザインには手間をかけていて、空間構成が巧みで良かった。
○ コンベンション施設とピクト表示のいくつか
○ メインダイニング
○ ディナー
テーブル・セットアップ
イタリア パルマ産24ヶ月熟成の生ハム
赤海老のカルパッチョ(● エビの頭の唐揚げは美味)
野菜を使ったペペロンチーノのレモン風味(● 赤水菜のシャキシャキ感がいい)
鰆のオーブン焼き白ワイン風味のバターソース
近江牛のロースト、季節の野菜を添えて(● 小松菜のチンゲン菜風のあしらい、焼玉ねぎ、インゲン、スナップエンドウ)
滋賀県産のイチゴのフレジェ、とエスプレッソ
● 琵琶湖の夕日と、例によってお気に入りのY’s(ヨウジ・ヤマモト)のTシャツと、トカゲの黒のシャツブラウスを着た私です。
● 追加料金を出した割に、近江牛は今一の味でした。ローストではなく少量でいいから熱々のステーキでいただきたかった。それが残念。
● ワインは料理に合わせて、グラスワインでセレクトしてくれました ( なんと、ここでも飲み物代は無料でした )
○ 朝食は部屋出しもしてくれます。ディナーがレストランでしたので、サービスの程度をみるために頼んでみました
ニンジンのスープ
クロワッサン、コーヒー、牛乳
ソーセージと温野菜
野菜サラダとポテト、ハム
淡水魚と玉ねぎのマリネ
煮豆入りポーチドエッグ(落しタマゴ)
デザート
● 自然素材を使った、風通しのいい、プランが検討されつくされたスタイリッシュな素敵なホテルでした。
● 一人旅用のプランを選びましたが〆て¥26,000(一泊二食、飲み物込み)で、格安感がある、気さくなホテルでしたが、ここでも14室でやってゆけるのかなと余計な心配をしてしまいました。
● 事務所の営業用パンフレットをフロントマンに差し上げて、ROOFに大風呂が有ればいいねと言ったところ、頷いておられました。
今日見学予定の 「 ラ コリーナ近江八幡 」 の件を聞いたところ、オーナーが何度も泊りに来ていたとのことでした。
◎ 帰りがけ藤森照信さんの新作、屋根が芝で覆われた 「 ラ コリーナ近江八幡 」 を見学しました。 地元の 『 たねや 』 さんというお菓子屋さんの施設です。
○ 藤森さん曰く: 僕は基本的に建築と緑は一体化不能だと思っています。でもそう思っていながら、だからこそ一体化させてやろうと思う・・・。
芝生は放っておけば混ざります。僕は、建築に取りつく自然は、本当の自然ではなく中間的なものなので、そこの見極めが大切だと思います。だから、本当の野生の自然を建築とくっつけようとは思っていません。と述べています。
● 私(増澤)思いますに、とても解るような気がします。建築に取り付きいつの間にか棲みついた植物が、自由に繁茂し生きながらえるそんなイメージでしょうか。
建物を雨から守るための屋根に芝を取り付かせ、定期的に灌水し、晴天に軒先から水滴が滴る景観は如何なものかと思われます。
でも初めて実地見聞してみて、面白かった。
以上、研修・見学の為の ロングドライブな旅でした。
Posted by masuzawa05 at 06:00│Comments(0)