2014年07月07日
牛肉の串焼き
先日ある会合があって、ANAクラウンプラザ成田に前泊した。夕朝食付き、プール・サウナ風呂使用無料のコース、ダブルベッド・一人使用15,000円を予約した。
久し振りにホテルの広いパブリックのお風呂に入り、体を洗い、サウナで汗を流し、プールで2〜3百メーター泳いで体をほぐし、多少のけだるさの中、展望レストランで夕食を摂った。
金串から肉を外し一口頬ばったのだが、少し疲れていたせいか、小さく切り刻まなかったせいか、肉片がピタッと喉に詰まってしまい、目を白黒させ “ ウウッ ” と音にならない叫び声を上げ ‘ 右往左往 ’。どうにも飲み込めない、一瞬ャバイ、このままでは窒息すると思い、カウンターの中にいたウエイトレスに “ ウウッ ” と訴えたのだが、言葉にならないのでわかってもらえない。
カウンターの中に入って行ってシンクの中に吐き出そうと思って、内に入ったのだが、吐き出そうと思っても、余計奥深く詰まってしまったらそれこそお終いだとの思いが一瞬頭を掠めていると、ようやく状況がつかめたのか、ウエイトレスはコップに水を入れて手渡してくれて、近くのトイレで飲み込みなさいと言う。
そうではなく吐き出したいのだ! と思いつつ、急がなければと思い、回り込んでトイレに駆け込み吐き出そうとしたらスルリと喉を通った。その間およそ30秒〜1分間ほどの出来事なんだろうが2〜30分ほどに感じた。
後で聞いた話だが、アゴを下から上へ指で突き上げるとか、背中をたたくとか、指を突っ込んで掻き出すとかが有効だという。一人の夕食だから誰も手助けしてはくれない。こんな風にして喉に物を詰まらせて、悲しく、さびしく、つまらなく死んでいく人がいるんだなーと思った。
正月に餅を喉に詰まらせて亡くなる方の多さや、そこの辺の悲哀を自分が体験しようとは夢にも思わなかった。
よく言われる、年寄りの冷や水(年寄りは体調をこわし易いので生水を飲まないほうがいい)や、年寄りの半日仕事(年寄りの野良仕事は無理をせず半日程度が丁度良い)等、意味がわかるような年齢になってきた。私、もう2,3年すれば古希(70)である。
牛肉の件に戻るが、赤身の硬い肉は良く切り刻んで食べるべきだ、固くゴムのような弾力のある噛み切れない赤身肉は気をつけたほうが良い。宿泊セット料金で、宿泊料も肉も安すぎた。それにしてもあの肉はちょっとひどかった。
自分の失態を棚に上げ、「 もう少し柔らかい肉を出すべきだ、コックに言っておいてくれ! 」 と棄てゼリフを吐いたのは言うまでもない。
周りの年寄りで同じものを食べている人を恥ずかしげに横目でさり気なく見たら、しっかりと切り刻んで食べていた。でも私にとっては一大事だったのだから、棄てゼリフ位は許して欲しい。ビックリしたであろうウエイトレスは 「 厨房に申し伝えておきます 」 と返答があった。受け答えとしてはよし。
グルメ番組で肉を食べるとき 「 やわらかい! 」 とゲストがしゃべるのがずっと気に食わなかった。肉の旨みとかをもっと違う表現ができねーのか! 柔らかいのは当然だ! それしか言えね〜のか! と、TVに向かって叫んでいたのだが・・・、そんなこんながあった後のこと、むべなるかなと思うようになった。
◎ 先日の新聞に 『 肉軟らか、芳醇な香り 』 と題して熟成肉の紹介記事が出ていた。
熟成肉が人気を集めている。一定の条件下で寝かせることで旨みが増し、硬い肉でも柔らかくなる。独特の香りも肉好きにはたまらない。レストランで楽しむだけではなく、肉そのものを買ってきて自分で焼くこともできる。ただし上手に焼くにはちょっとしたコツが必要だ。
● 肉を熟成させるのがミソだ
普通の肉に対して
うまみ は10.4倍
甘み は4.0倍
風味 は5.3倍 だそうな。
よく言われる、生肉とかよりは、腐る寸前が一番旨いとか・・・!?
ホントに笑えない話、命びろいをした。死なずにすんで良かった。
久し振りにホテルの広いパブリックのお風呂に入り、体を洗い、サウナで汗を流し、プールで2〜3百メーター泳いで体をほぐし、多少のけだるさの中、展望レストランで夕食を摂った。
金串から肉を外し一口頬ばったのだが、少し疲れていたせいか、小さく切り刻まなかったせいか、肉片がピタッと喉に詰まってしまい、目を白黒させ “ ウウッ ” と音にならない叫び声を上げ ‘ 右往左往 ’。どうにも飲み込めない、一瞬ャバイ、このままでは窒息すると思い、カウンターの中にいたウエイトレスに “ ウウッ ” と訴えたのだが、言葉にならないのでわかってもらえない。
カウンターの中に入って行ってシンクの中に吐き出そうと思って、内に入ったのだが、吐き出そうと思っても、余計奥深く詰まってしまったらそれこそお終いだとの思いが一瞬頭を掠めていると、ようやく状況がつかめたのか、ウエイトレスはコップに水を入れて手渡してくれて、近くのトイレで飲み込みなさいと言う。
そうではなく吐き出したいのだ! と思いつつ、急がなければと思い、回り込んでトイレに駆け込み吐き出そうとしたらスルリと喉を通った。その間およそ30秒〜1分間ほどの出来事なんだろうが2〜30分ほどに感じた。
後で聞いた話だが、アゴを下から上へ指で突き上げるとか、背中をたたくとか、指を突っ込んで掻き出すとかが有効だという。一人の夕食だから誰も手助けしてはくれない。こんな風にして喉に物を詰まらせて、悲しく、さびしく、つまらなく死んでいく人がいるんだなーと思った。
正月に餅を喉に詰まらせて亡くなる方の多さや、そこの辺の悲哀を自分が体験しようとは夢にも思わなかった。
よく言われる、年寄りの冷や水(年寄りは体調をこわし易いので生水を飲まないほうがいい)や、年寄りの半日仕事(年寄りの野良仕事は無理をせず半日程度が丁度良い)等、意味がわかるような年齢になってきた。私、もう2,3年すれば古希(70)である。
牛肉の件に戻るが、赤身の硬い肉は良く切り刻んで食べるべきだ、固くゴムのような弾力のある噛み切れない赤身肉は気をつけたほうが良い。宿泊セット料金で、宿泊料も肉も安すぎた。それにしてもあの肉はちょっとひどかった。
自分の失態を棚に上げ、「 もう少し柔らかい肉を出すべきだ、コックに言っておいてくれ! 」 と棄てゼリフを吐いたのは言うまでもない。
周りの年寄りで同じものを食べている人を恥ずかしげに横目でさり気なく見たら、しっかりと切り刻んで食べていた。でも私にとっては一大事だったのだから、棄てゼリフ位は許して欲しい。ビックリしたであろうウエイトレスは 「 厨房に申し伝えておきます 」 と返答があった。受け答えとしてはよし。
グルメ番組で肉を食べるとき 「 やわらかい! 」 とゲストがしゃべるのがずっと気に食わなかった。肉の旨みとかをもっと違う表現ができねーのか! 柔らかいのは当然だ! それしか言えね〜のか! と、TVに向かって叫んでいたのだが・・・、そんなこんながあった後のこと、むべなるかなと思うようになった。
◎ 先日の新聞に 『 肉軟らか、芳醇な香り 』 と題して熟成肉の紹介記事が出ていた。
熟成肉が人気を集めている。一定の条件下で寝かせることで旨みが増し、硬い肉でも柔らかくなる。独特の香りも肉好きにはたまらない。レストランで楽しむだけではなく、肉そのものを買ってきて自分で焼くこともできる。ただし上手に焼くにはちょっとしたコツが必要だ。
● 肉を熟成させるのがミソだ
普通の肉に対して
うまみ は10.4倍
甘み は4.0倍
風味 は5.3倍 だそうな。
よく言われる、生肉とかよりは、腐る寸前が一番旨いとか・・・!?
ホントに笑えない話、命びろいをした。死なずにすんで良かった。
Posted by masuzawa05 at 09:56│Comments(0)