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増澤信一郎の心模様

2014年05月19日

ちょっといい話・その14

「 大人のおとぎばなし 」

1








◎ 就眠儀礼ということばがある。眠る前に、毎夜おなじ行動をくりかえすと、無意識のうちに、脳内に 「 これから眠るんだ 」 という条件反射がおこり、スムーズに眠りにはいることができる。この眠りにつく前の習慣的な行動が就眠儀礼である。

かつては、眠くなるまで、寝床で本を読むのが習慣であった。だが、おもしろい本だと読みおわるまで、夜更しをしてしまう。また、退屈な本だと、読みかけで寝てしまい、明け方まで電灯をつけっぱなしのこともある。

 私の就眠儀礼は、上方のお笑い芸を聞きながら寝ることである。
 それにも、眠りやすい演者と,寝つきにくい演者がある。落語では桂米朝師匠の話が眠りやすく、漫才では夢路いとし・喜味こいしを安眠剤にすることが多い。

 小さな子供が、寝床で親の語る 「 おとぎ話 」 を聞きながら、眠りにつくとおなじこと。もっとも、近頃では 「 おとぎ話 」 する親はあまりいないようであるが。

 米朝さんの落語は、私にとってのおとぎばなしである。

● 私(増澤)ごとであるが、ともかく寝つきがよくバタン・キュウである。

普段は寝る前に風呂に入るが、その前にすることがある。

パソコンの電源を入れる
鏡台の上に置いてある血圧計で夜の血圧を測る
下の階に降りて歯を磨く
風呂に入る

入浴後、水を一杯飲んで涼む

小便をしてから二階に上がる
立ち上がったパソコンに目を通す
布団の脇に携帯電話を置く(目覚まし時計)
隣室との襖を閉め、部屋の照明スイッチを消す
暗いので速やかに布団にもぐりこむ。

音も無く、ひたすら暗いのがなによりである。


◎ おとぎ話を、漢字では御伽噺と書く。御は接頭語。人が死んだときの通夜を夜伽といったように、夜に話す物語を夜伽話といったことが、おとぎ話の語源であるという。
本来は身分の高いものに話をして、慰めることを 「 お伽 」 といい、子供に聞かせる 「 桃太郎 」 や 「 一寸法師 」 などの昔話をおとぎ話というようになったのは、明治時代になってからのことだという。

○ 戦国時代から江戸時代には、将軍や大名に仕えて、話をする御伽衆という役職があった。豊臣秀吉の御伽衆であった曽呂利新左衛門(そろりしんざえもん)は、ユーモラスな頓智話で笑わせることが多く、落語家の元祖のような人物であった。

○ 夜伽話で思い出すのは、 『 千夜一夜物語 』 のシェエラザードである。ペルシャの王が王妃の不貞を発見して処刑して以来、女性不信におちいり、毎日新しい妻をめとっては、翌日になると殺すことをくりかえしていた。このことを知りながら、大臣の娘シェエラザードは、人びとの命を救うために王と結婚した。
婚礼の晩、シェエラザードは王に物語を話して王を楽しませ、ものがたりの面白いところで話を打ち切り、続きは翌日の晩にすることにした。これが千一夜つづき、 「 シンドバットの冒険 」 や 「 アラジンの魔法のランプ 」 などを収録した 『 千夜一夜物語 』―(アラビアンナイト) ができたという。
最後には王も残酷な考えをあらため、シェエラザードは幸福な王妃となったという。


  上方のお笑いを聞いて眠りにつく私は、御伽衆やシェエラザードに仕えられているのとおなじである。 ( 石毛直道さん 日経・文化より抜粋 )


● さて私(増澤)ですが、寝る前にもう一つすることがあります。胸の上に手を合わせると息苦しく悪い夢を見るので、おなかの上に手を合わせ夢で笑えるようにします。

そして明日も会社が安泰であれと祈ります・・・!?。


Posted by masuzawa05 at 09:20│Comments(0)
 
心を形に表す
建築空間にはいろいろの「想い」がある。
具体的な平面から容積のある空間へと立ち上げるさまざまな作業の中で、オーナーの使い勝手や心情が、私の心を通して色づいていく。
思い入れ豊かに熟成された建築空間には、オリジナルでしなやかな空気が息づき始める。
豊潤で美しく、時に凛々しい。
機能的であることは大切なことですが、美的な創意工夫も大切な要素です。
そう思いながら設計しています。


増澤信一郎
S22年10月11日生まれ
芝浦工業大学建築工学科卒業
静岡県伊東市宇佐美在住
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