2012年04月09日
ウイリアム・エグルストン展 IN・原美術館
◎ WILLIAM EGGLESTON
アメリカ南部テネシー州、メンフィスに生まれた。
カラー写真を芸術的表現の域にまで高めた作家の一人として名声を確立する。1998年には写真界のノーベル賞といわれ、最高の栄誉とされる 「 ハッセルブラッド賞 」 を受賞。
○ 晴れた空なら青、木の葉は緑、完熟トマトは赤と、自然には固有の色彩がある。が、色はたえず移ろい、表情が千変万化する。人工の色彩でもいつも同じに見えるとは限らない。そういう光と色の変幻自在の魅力をカラー写真に写して見せてくれる。
―日経より
● 一見、ポップアートのような作品、よく見れば写真である。
写真が絵のように見える不思議も執拗にファインダーで映像を捜し求めれば有りうることだが、写真を絵画的芸術領域まで見せるには光の助けを借りなければできないし、その一瞬を追い求める執拗な忍耐力に脱帽。
絵画も絵の具で光を演出することにより深みが増す。
どちらも “ ひかり ” が主役で、そのことを納得しえたひと時でした。
彼には、作品としてのカラー写真を芸術的表現の域まで高めたという功績があるが、その裏には執拗に被写体に向かうひたむきな姿があった。
◎ 光と色、変幻自在の魅力
○ 美術館内部のパイプシャフト内の唯一の造形作品 その題名もズバリ「 白い椿 」。
● 初めて行った原美術館 北品川、御殿山の邸宅街に在る
○ 玄関周り
○ 中庭周り
○ 中庭から見る御殿山ヒルズの高層住宅
● 御殿山といえば、東海道新幹線品川手前で見えるこのビル 「 ごてんやま 」 と読むのだが、今時の若い女の子
「 おとのさん (御殿さん) 」 と読んだという。ウィットに富んだ話、急に思い出してほくそ笑む私。
原家の瀟洒な邸宅を美術館に改装し使用している ( 銀座の和光本館の設計者 渡辺仁の設計 )。
レストランでTEAをやりながら眺めると、なにやらランチも美味しそうだ。次の機会には冷たい白ワインでも飲みながらパスタを食べよう。
Posted by masuzawa05 at 13:27│Comments(0)