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増澤信一郎の心模様

2012年02月13日

建築士会研修の旅


 私が支部長だった頃(20年前)は80名から居た熱海の建築士会会員も、徐々に減少をたどり、このたびの公益法人化とともに東・中・西に大括りされ、現状は東部支部熱海地区だけで38人の小所帯になってしまった。
 マイクロバスを貸し切って9人での妻籠宿・飛騨・下呂温泉の一泊旅行は和気藹々、賑やかな道中となった。

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これは水明館さんの若女将をまじえての集合写真です。

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 立ち寄った東濃桧の製材場では目から鱗、いろいろの発見があった。
 
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「 東濃桧 」 : 年輪の目の詰まった香り高き最高級の建築材。気温・湿度・日照・降水など、桧の育成に理想的な風土である岐阜県東濃地方。ここから産出される年輪のつまった良質の材を 「 東濃桧 」 と呼びます。
 ここの桧材は、急峻な山に特有の弱乾生土壌と、厳しい冬の寒気が造り上げた独特なきめの細かさ、高密度な粘り強さが特質の木です。材色は淡いピンクで品があり、木目が美しく節が少ないのが特徴です。

● 発見その一

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 この丸太材齢100年、4M物で150角の柱が取れて一本35,000円。幾星霜を経たこの材でこの値段、安いと思われませんか。

● 発見その二

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 これは天然物、年輪が細かい。

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 これは植林物、年輪が荒い。


● 発見その三

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 傷のように見えるのが枝打ちした枝の痕跡です。若木の頃に枝打ちすれば、角材に挽いたときに表面に出ない。一般的には若木(ビール瓶ぐらいの太さ)の時に枝打ちすると良い。昔は枝打ちに補助金が出たそうですが、今は無いそうです。その分良質の材が得にくくなっている。


● 発見その四

年輪も先端の方は少なく、木も筍のようになっている。
又、写真は撮り忘れましたが、台風による風害が桧の皮から読み取れて、いつ頃の台風か分かるのだそうです。これは確か伊勢湾台風の頃でとか仰ってました。


● 発見その五

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 杉の削り丸太を、腐りにくく顔浸し、杭に使用する。アースオーガー併用で杭基礎を造る。しなやかで腐りにくく折れにくい。地盤の悪い木造などの基礎に良さそうです。

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● 過日、伊豆の修善寺で伊豆流域林業活性化センターの講演会が有りました。

 低層建築物をなるべく木造で作って欲しい。日本の林業の活性化のためには木材の地産地消を推し進めたいとの意向でした。

 地域によって木材強度にバラツキがあり、強度と大量調達には問題が残るものの、個々の住宅等には十二分に応えることができる。
 構造計算上、又材の調達からいって、6mごとに桧の120角の柱を立ててラーメンフレームを組めばかなりの規模までの木造建物が出来る。( 最高高さ13m、軒高9m、床面積1,000屐,糧楼脇發如 法‘本は木の文化の国です、挑戦してみましょう。

● 長い年月の丹精が木造建築を支えていると思うと、頭が下がる思いです。ハイテク技
術に支えられ、人肌に優しい木造の建物に囲まれたスローライフな暮らしが、これからの日本人のライフスタイルにいちばん合うのではないでしょうか。公共建築物を木造で作る為の勉強を個人的にはしたいと思っています。

我々設計者もいろいろ見学研修の必要性を感じた次第です。


Posted by masuzawa05 at 19:52│Comments(0)
 
心を形に表す
建築空間にはいろいろの「想い」がある。
具体的な平面から容積のある空間へと立ち上げるさまざまな作業の中で、オーナーの使い勝手や心情が、私の心を通して色づいていく。
思い入れ豊かに熟成された建築空間には、オリジナルでしなやかな空気が息づき始める。
豊潤で美しく、時に凛々しい。
機能的であることは大切なことですが、美的な創意工夫も大切な要素です。
そう思いながら設計しています。


増澤信一郎
S22年10月11日生まれ
芝浦工業大学建築工学科卒業
静岡県伊東市宇佐美在住
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