2008年12月09日
今どきの旅館に必要なもの・その16
老子 曰く:
「 壺は 中が空っぽで うつろ ( 空ろ・洞ろ・虚ろ ) なのがいい 」
「 何を満たすか楽しみだ そこに 自ずと 用がうまれる 」
何も無い空っぽの空間
平面的にずれつつ
折り重なり合いながら
緩急自在に伸びゆく
時に雁行する
床のバリエーションに応じ
天井は高く低くつながる
もてなす側の想いが
めくるめく空間をうねる
それに呼応する
客の感動・嗜み が
しずかに、ときにはげしく
脈打つ
ときに、建築は詩 (うた) であり、はにかみながらの洒落である
出来たときが すべて ではなく
出来て後 味わい深く輝き始める
ING 進行中 終わりなき旅
・・・・・・・・・・・・宿り。
Posted by masuzawa05 at 09:42│Comments(0)