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増澤信一郎の心模様

2008年12月09日

今どきの旅館に必要なもの・その16

142

     

    





 老子 曰く:

「 壺は 中が空っぽで うつろ ( 空ろ・洞ろ・虚ろ ) なのがいい 」

「 何を満たすか楽しみだ  そこに 自ずと 用がうまれる 」


何も無い空っぽの空間

平面的にずれつつ                               
折り重なり合いながら                         
緩急自在に伸びゆく
時に雁行する

床のバリエーションに応じ                           
天井は高く低くつながる

もてなす側の想いが
めくるめく空間をうねる

それに呼応する
客の感動・嗜み が
しずかに、ときにはげしく 
脈打つ

ときに、建築は詩 (うた) であり、はにかみながらの洒落である

出来たときが すべて ではなく                         
出来て後 味わい深く輝き始める
ING 進行中 終わりなき旅
・・・・・・・・・・・・宿り。


Posted by masuzawa05 at 09:42│Comments(0)
 
心を形に表す
建築空間にはいろいろの「想い」がある。
具体的な平面から容積のある空間へと立ち上げるさまざまな作業の中で、オーナーの使い勝手や心情が、私の心を通して色づいていく。
思い入れ豊かに熟成された建築空間には、オリジナルでしなやかな空気が息づき始める。
豊潤で美しく、時に凛々しい。
機能的であることは大切なことですが、美的な創意工夫も大切な要素です。
そう思いながら設計しています。


増澤信一郎
S22年10月11日生まれ
芝浦工業大学建築工学科卒業
静岡県伊東市宇佐美在住
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