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増澤信一郎の心模様

2007年06月04日

ちょっといい話・その1

● もの作りについて・・・小説家の感性


 「博士の愛した数式」の作者小川洋子さん;

次の長編はチェスが題材になる。『博士』の数学同様、あれこれ調べていくと 「小説に書かないといけない」 と思うエピソードや人物が必ず隠れていて、「本当に楽しい」と笑顔を見せた。(谷崎潤一郎賞・授賞式にて)


ogawa








 

私、デザインイメージはいっぱい有るんですが、すぐ忘れ、心の底に澱んで隠れたままなかなか出てこない。引っ張り出すのに一苦労、困ったものだ!
 そんな風にいっぱい出てくると、作らなきゃーと思えて、設計も楽しいのだが・・・。



● もの作りについて・・・画家の感性


滝の絵で有名、今売り出し中の画家 千住博さん; ある雑誌主催の作品賞、審査会場で

ものを作り、発表する喜び その原点を教わりました。私は今回始めて審査に加わらせていただきましたが、あらためて感じたことがあります。それは、才能とは一体何かということです。それを作るのが好きで好きでたまらない、というのがひとつですが、もっと大切なことは、何とかしてそれを他人に見せたいということです。そういう思いが、審査会場を見て回っている私に作品のほうから声をかけてくるのです。今回受賞されたかたの作品というのは、どれも私たちが作品を選んだのではなく、作品のほうが私たちを呼びとめたのではないでしょうか。いつまでも頭の中に残っていて、あれはよかったな、もう一度見てみたいなと思ったのです。

 例えば歌手でも、歌の上手な人はいっぱいいます。でも、歌の才能とは何かというと、あの人の曲をもう一回聴きたいと思わせるかどうかなんです。絵も同じです。いい絵とは、この人の絵をもう一回見たい、もう一枚見たいと思わせるものなんですね。

 皆さんの作品からは、もっとこの人の作品を見てみたいという気持ちが生まれ、私たちの心の中に豊かな時間をもたらしてくれたのです。 その意味で、感謝しなければならないのは、私たちのほうです。 普段自分の制作をしていく中で、物を作る喜び、発表する喜び、そういうつい忘れがちな原点をもう一回教えていただいたような気がしました。

senju







 

ふと足を止めたくなるような 建物・空間 を思い入れ豊かに創る、期待通りに使われていると嬉しい。   実は設計も同じなんです!  


 建築は形として永く残り、常に人目に晒されます。                 
心を込めないと建物から裏切られます。

恥ずかしい思いをしないようにと願い、信じ、取り組んでいます。


Posted by masuzawa05 at 08:58│Comments(0)
 
心を形に表す
建築空間にはいろいろの「想い」がある。
具体的な平面から容積のある空間へと立ち上げるさまざまな作業の中で、オーナーの使い勝手や心情が、私の心を通して色づいていく。
思い入れ豊かに熟成された建築空間には、オリジナルでしなやかな空気が息づき始める。
豊潤で美しく、時に凛々しい。
機能的であることは大切なことですが、美的な創意工夫も大切な要素です。
そう思いながら設計しています。


増澤信一郎
S22年10月11日生まれ
芝浦工業大学建築工学科卒業
静岡県伊東市宇佐美在住
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