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増澤信一郎の心模様 石井建築事務所ブログ

2007年02月06日

木喰上人(もくじきしょうにん)

山梨県下部の山の中、出生地の景色です

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微笑仏(ほほえみぶつ)・・・木喰上人の刻んだ仏、シャープな鑿跡の残る円空仏は良く知っているのですが、似て非なる(私が思っているだけですが)丸っこい仏像は気にはなっていたのですが、以前、木喰の里・微笑館(びしょうかん)を訪れた時にはたまたま休館日で見れず、再訪しました。

 生涯にわたり1000体の仏像を彫ったと言われているが、そこには本物の仏像は1体しかなくそれこそ肩透かし、公共施設としては恥ずかしい限り。放浪の旅のつれづれに彫ったのだから散逸するのは仕方ないと半ば諦めて帰ろうと思ったら、生家が近くに在るというので訪れてみました。

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微笑館では有料であるのにも拘らず、たったの一体の写真すら撮らせないのに、ここでは釈迦如来像・阿弥陀如来像・大日如来像・宝生如来像・阿閻如来像、五体を、見学・撮影を無料で気持ち良く撮らせてくれました。
 
 木喰上人は民芸研究家・宗教哲学者 柳宗悦に木喰仏が見出され、その存在が世に知れました。独得の微笑をもつ木彫仏は人懐っこく、にこやかに我々に語りかけてくれる。

 1718年生まれ、21歳仏門に入り僧名行道を名乗る、44歳のとき、肉食を採らず五穀を断ち、塩味・火食をせず、そば粉・木の実を粉にして水に溶いた物を常食とする
「木喰戒」を受ける。                             
これは体内の余分な油を落とし即身成仏を目指す、生の身体が仏のようなもので、「木喰戒」を続けていると‘死んでも体が腐らない’とは生家の当主の言・・・・・・・定かではありませんが、わかる様な気がします。

 55歳から日本回国修行(日本全土を歩きつくす)に旅立ち、北海道から九州まで遍路を続け、92歳で没するまで「木喰戒」を続け5度の日本回国をした。

 以下の写真は木喰上人の自画像と生家の現当主の写真です。

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まったくの ‘そっくりさん’ 私、笑ってしまって‘ビックリさん’


  御当主によると約500年前伊豆の伊東から移り住んだ伊東氏の末裔ということで、私と話が弾みました。約200年前に没した上人から数えて7代目とのこと、面影は一目瞭然、血縁を表わす。

 急傾斜の猫の額程度の日当たりの良い庭で、懐かしく豆を天日干しする傍らに黒い犬一匹、直感的に甲斐犬と思いましたのでオヤジさんに聞いてみると、「そうだよ」と一言。見たのは初めてでしたが、黒虎毛のきれいな犬でした。(写真は一般的なものを載せました)

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甲斐犬;日本犬の小型と中型の間に位置し、猪犬型(WILD BOARS)と鹿犬型(SHIKA DEERS)がある。野性味のある体型から想像できるように、いったん野に放せば敏捷性に優れ、その跳ぶ姿は疾風の如くで、この甲斐犬ほど山野に似合う犬はいない。一人の飼い主にしかなつかない忠犬。と有ります。
 個人的趣味でいうと柴犬より精悍でいい。

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なぜか 微笑仏は人間の権威が感じられないとして、非常に少ないとの御当主の意見でした。私は衆生救済からすると「微笑をなげかけて何が悪い」との思いもありますが、仏像には権威が必要だそうで、笑った仏像はそれ故に少ないとのこと。

 又ものの本によると、仏像を彫り始めたのは‘円空仏’に触発されたと有ります。ヤッパシそうかと思いましたが、その様でもあり、違うようでもあり・・・・・。私としては似て非なるものと思っています。いずれにしても又機会があったら訪れてみたい甲斐の山々、山の中でした。


上人の和歌

 「みな人の 心をまるく まん丸に どこもかしこも まるくまん丸」

私 尖ってばかりで ただ恥ずかしく。                   
恥ずかしついでに 下手な馬頭観音像をスケッチしてのせました。
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Posted by masuzawa05 at 11:15│Comments(0)
 
心を形に表す
建築空間にはいろいろの「想い」がある。
具体的な平面から容積のある空間へと立ち上げるさまざまな作業の中で、オーナーの使い勝手や心情が、私の心を通して色づいていく。
思い入れ豊かに熟成された建築空間には、オリジナルでしなやかな空気が息づき始める。
豊潤で美しく、時に凛々しい。
機能的であることは大切なことですが、美的な創意工夫も大切な要素です。
そう思いながら設計しています。


増澤信一郎
S22年10月11日生まれ
芝浦工業大学建築工学科卒業
静岡県伊東市宇佐美在住
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