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増澤信一郎の心模様

2006年10月02日

心に残る建築家の言葉・その3

 ハーバード大学・建築デザイン教授                      
 自らを帰国しなかった‘帰国子女’呼んでいます

 グローバルな建築家を目指す若い世代の人たちに送るアドバイス。

森俊子




 



 

 将来の建築家は誰がどこでどんな危機か、または好機に巡り合うか予期できないので、それに対応できるように準備を整える心がけをしてください。時事・情報に詳しく、歴史の勉強をしてください。文学を読んでください。
 
 また外国語も自国語のほか、2カ国語は話せて読めるようになってください。旅をしてください。自分の目でものを見て、耳で聞いて、自分の「見る目」と意見を育ててください。

アイデアが浮かべばスケッチする作業を続けてください。雑学、多芸多才で知識に対して貪欲であってください。

 健康を保って、スポーツにも励んでください。良心のある人間性豊かな建築家に育ってください。


私、二年程前仕事で北京に行きました。チェックアウトの時、前日に知り合いが精算済みでしたのですがうまく言葉が出てこなく困って、つい日本語で「昨日払ったのに」と呟いてしまいました。脇のベンチに座っていた商社マンらしい日本人がスッと立って、すかさず英語で

「I WILL PAID YESTERDAY」と代弁してくれました。私のヒアリングが正しかったか定かではありませんが、黒いスーツの素適な若い中国娘の矢次早の流暢な英語の前に、咄嗟にYESTERDAYが出てこなかったのです。 
「ありがとう」と言って別れましたが、ことほど左様にお恥ずかしい話なのですが・・・・・それが強烈な動機となって、英会話を始めて一年半になります。嫌になったら止めたらいいと思って続けています。

外国語の習得という点では、最近のベストセラー『国家の品格』の中で藤原正彦さんは、「先ず自国語を正しくマスターしてください、そして、自分の国の文化・伝統・習慣・宗教をきちんと自分の国の言葉で外国人に伝えられるようにしてください。それが国際人たる第一歩です」と述べています。なるほどと思い。これまた、やらなければならないことが増えてしまいました。

話し変わりますが、作家の村上龍さんが嘗て、自身が司会者である 龍’S・BARというTV番組の中で、英語を喋れるようになりたい理由に「僕は原爆を落とされた国の一国民として、アメリカ人に英語で文句が言えるようになりたい」と仰っていました。それ以来作品は兎も角として、私は彼の‘人間性’のファンです。

還暦にもう一年となって、遅ればせながら‘苦手’を探し出し、いろいろ『知的に恥をかこう』と思っています。


Posted by masuzawa05 at 09:36│Comments(0)
 
心を形に表す
建築空間にはいろいろの「想い」がある。
具体的な平面から容積のある空間へと立ち上げるさまざまな作業の中で、オーナーの使い勝手や心情が、私の心を通して色づいていく。
思い入れ豊かに熟成された建築空間には、オリジナルでしなやかな空気が息づき始める。
豊潤で美しく、時に凛々しい。
機能的であることは大切なことですが、美的な創意工夫も大切な要素です。
そう思いながら設計しています。


増澤信一郎
S22年10月11日生まれ
芝浦工業大学建築工学科卒業
静岡県伊東市宇佐美在住
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