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増澤信一郎の心模様

2006年05月01日

詩人の感性に学ぶ・その1

 「石佛」 −晩秋

うしろで
優雅な低い話し聲がする
ふりかえると
人はいなくて
温顔の石佛が三体
ふっと口をつぐんでしまわれた
秋があまりに静かなので
石佛であることをお忘れになって   
お話などなさったらしい
其処だけ
不思議なほど明るく
枯草がこまかく揺れている

吉野 弘さんの作品です。

 他にも
二人が睦まじくいるためには
愚かでいるほうがいい
立派すぎないほうがいい
立派すぎることは
長持ちしないことだと気付いているほうがいい・・・・・と続く「祝婚歌」も好きです。

 話し変わりますが・・・ある時、料理研究家の 辰巳芳子さんが、「ものが見えなくなったら、異文化で洗い直してみる」と仰っていました。
                           
生意気な設計士は詩心でデザインを洗い直そうなんて、大胆に思ったりしています。


気配・・・・・慈愛・ユーモア、ほのぼのとした、心のゆらぎ
そんなものを形に出来たら、愉しいだろう。


詩人



Posted by masuzawa05 at 15:07│Comments(0)
 
心を形に表す
建築空間にはいろいろの「想い」がある。
具体的な平面から容積のある空間へと立ち上げるさまざまな作業の中で、オーナーの使い勝手や心情が、私の心を通して色づいていく。
思い入れ豊かに熟成された建築空間には、オリジナルでしなやかな空気が息づき始める。
豊潤で美しく、時に凛々しい。
機能的であることは大切なことですが、美的な創意工夫も大切な要素です。
そう思いながら設計しています。


増澤信一郎
S22年10月11日生まれ
芝浦工業大学建築工学科卒業
静岡県伊東市宇佐美在住
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