livedoor Blog
このBlogをチェッカーズに追加 このBlogを
チェッカーズに追加
このBlogをリーダーに追加 このBlogを
リーダーに追加
増澤信一郎の心模様

2005年12月26日

 数奇屋考

 建築学としての数奇屋建築論は高名な先生にお任せするとして
ここでは現代風 数奇屋普請について、私が普段心がけている事について言及するに留めます。

 それらは、 浮き(軽い・浮いている)・ 透き(透けている・後に見える)・ 抱き(小口の処理・回り込み)・ 華奢(一見弱々しく、それでいてしっかりとしている・・・まるで貴方の奥さんの様な・・・!?) などで表現される、軽快・精妙・洒脱な世界。
 
 数奇屋は数奇であり、透きであり、好きでもある。茶室に見られるように、元々は何ものにも囚われることなく、自由・勝手、好きにやったらいい。

 そしてアンバランスのバランスと言われる如く、用の美を精妙に崩して後、バランス良く、秘密めいた数奇な世界がサラッと現出できれば正解でしょう。

 数奇屋は庭や自然・人の動きまで、いろんなものを取り込んで無限に拡がる情念の産物なり。

わび・さび・きれいさび・・・美しさ・・・地味派手。若輩には奥が深すぎます。

数奇屋

この記事へのトラックバックURL

 
心を形に表す
建築空間にはいろいろの「想い」がある。
具体的な平面から容積のある空間へと立ち上げるさまざまな作業の中で、オーナーの使い勝手や心情が、私の心を通して色づいていく。
思い入れ豊かに熟成された建築空間には、オリジナルでしなやかな空気が息づき始める。
豊潤で美しく、時に凛々しい。
機能的であることは大切なことですが、美的な創意工夫も大切な要素です。
そう思いながら設計しています。


増澤信一郎
S22年10月11日生まれ
芝浦工業大学建築工学科卒業
静岡県伊東市宇佐美在住
MONTHLY ARCHIVES
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計: