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増澤信一郎の心模様

2005年07月12日

家具について

ad3e5c83.jpg 心を入れて一生懸命建物を作るから、空間に合ったそれなりの家具がほしくなります。
一目ぼれした家具たちを私はいつも心の隅に並べ置きます。忘れかけていてもピッタシの場所に出会うと、モゾモゾと椅子達が顔を出します。イタリアン・北欧風・和・アジアン・中国・韓国風etc。フランクロイド・ライトの椅子をロビーに置いたことも有ります。国籍を問わずピッタシはピッタシです。

            

 家具
 私が今一番気に入っているのはナカジマチェアーです。アメリカンウォールナットの濃茶のイスやテーブルです。素朴だけど古武士然として日本刀のような切れ味があります。伝統的な民芸家屋に合うのはもちろんのこと数寄屋空間にも合います。又洗練された北欧の家具やイタリアン家具も日本家屋によく合います。中国や韓国の家具は伝統民芸家屋によく合います。良くしたものでそれぞれの家屋の持つ人格の様なものが引き寄せるのでしょうか。     
日本の家はノンファニチャーの世界だとよく言われますが、それは敷布団を含めて押入れ収納の生活機能美学であって、現代の生活には常設の家具は必要です。時に一脚の椅子が安らぎと心に残る思い出になります。場所を間違わなければ良い椅子はかなりの包容力が有ります。そして空間を締めてくれます。
素朴な肩の凝らない湯宿には贅を尽くした注文服ではなく、質の高い作務衣の様な普段着の椅子が欲しい。例えば‘若く見えたからといって素適なわけじゃない、この人は何歳だろうと気にならない人がチャーミングだ’そんな椅子。

時を経て味わい深く輝き始める家具達よ


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心を形に表す
建築空間にはいろいろの「想い」がある。
具体的な平面から容積のある空間へと立ち上げるさまざまな作業の中で、オーナーの使い勝手や心情が、私の心を通して色づいていく。
思い入れ豊かに熟成された建築空間には、オリジナルでしなやかな空気が息づき始める。
豊潤で美しく、時に凛々しい。
機能的であることは大切なことですが、美的な創意工夫も大切な要素です。
そう思いながら設計しています。


増澤信一郎
S22年10月11日生まれ
芝浦工業大学建築工学科卒業
静岡県伊東市宇佐美在住
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