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増澤信一郎の心模様

2005年06月03日

木肌美人の住宅シリーズ02

木肌
1200万住宅・Aのコンセプト
 その一;天然木と土と紙で組み立てたエコロジーな住まい。懐かしい縁側と濡れ縁、北庭を望む通風の良い茶の間、客間や子供部屋としてのロフトの在る住まい、バリアフリーに配慮したデザイン。仕事人間が寝に帰る住処としての家ではなく、四季を愛でくつろぎ憩いお洒落に住まう。時に自らに啓発を与える刺激的な住まい。
 それを「普段着の贅沢」と呼ぼう。普段着にお洒落を、お洒落を日常に。このシリーズはシンプルライフの奨めです、土に接することの出来る平屋感覚の佇まい、そう思いながらも二階建てにも憧れていました、そこで小屋裏を利用してロフトを二つ作りました。ルーフウインドーから星空が眺められます。家族をつなぐ証として中央に吹き抜けを介した溜りの有る茶の間を配しました。吹き抜けの上を二つのロフトを繋ぐブリッジが走ります
 その二;本当のことを言うとこの家はシルバーハウスとして設計しました。庭弄りをしながら老後を過ごすには平屋がいい、それもざっくばらんにフラットな床で車椅子にも適応できて・・・等々。何よりも掃除をするのにコンパクトなのがいい、そう決め付けていました。子供が孫を連れてきたらどうしよう、捨てられないピアノはどうしよう、兄弟が泊まるといったらどうしよう、納戸も欲しい、書斎も欲しい、だんだん欲が出てきました。欲が嵩じてしまったら、欲張りすぎてしまったら、機能でがんじがらめにしてしまったら面白くない・美しくない。坪数や予算の制約もある、一歩手前で止めてみました、いかがでしょうか。
 その三;シルバー向けではあるが、ふとヤンママ向けでもあるような気がしてきました。子供部屋は二階のロフトを使います。ひょっとすると年老いた親とも住めるような気がしてきました。一階に親が、もちろん私たちは二階に。

 懐かしいもの・・・縁側・濡れ縁・北庭・踏み台・釣る下がった電球と卓袱台。
忘れていたセピア色のスローな暮らし。
とまれ千二百万でこの家が出来ます、余ったお金で人生を楽しみましょう。
 人生は短い、されど千二百万なら空間と生活を楽しむ時間はまだ十分に有る。

 石井建築事務所からの ‘提案’です。


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心を形に表す
建築空間にはいろいろの「想い」がある。
具体的な平面から容積のある空間へと立ち上げるさまざまな作業の中で、オーナーの使い勝手や心情が、私の心を通して色づいていく。
思い入れ豊かに熟成された建築空間には、オリジナルでしなやかな空気が息づき始める。
豊潤で美しく、時に凛々しい。
機能的であることは大切なことですが、美的な創意工夫も大切な要素です。
そう思いながら設計しています。


増澤信一郎
S22年10月11日生まれ
芝浦工業大学建築工学科卒業
静岡県伊東市宇佐美在住
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