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増澤信一郎の心模様 石井建築事務所ブログ

2015年05月25日

海の見える景色(研修旅行・4) 汀家(みぎわや) 

今期の新入社員研修旅行は静岡県焼津の汀家が最後です。

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ここは海が見える景色と言うよりも、港が見える景色と言うべき立地にあります。海抜2mぐらいの位置にあります。古い3階建ての建物を解体撤去して新耐震基準で作り変えました。
創業当初は“ 粋な黒塀見越しの松 ” と謳われた白砂青松の砂浜にあった料亭(嘉永4年、1851年創業)が母体と伝え聞いています、今は面影も在りませんがその頃のことを心に描いて臨みました。唯一背の高い老松が1本、聳えていましたので生かすことにしました。
全室温泉露天風呂付きの、リゾート旅館と言うよりも、家族経営の魚を食べる、町なかの料亭旅館の雰囲気のこじんまりとした宿です

○玄関、アプローチ、ロビーです
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○客室
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○家族風呂2箇所
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○昼食(昼間の会席料理を提供しています)
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●アットホームなもてなしが命で、小奇麗で丁寧な旅館です。三越・伊勢丹デパートのデラバスによる宿にも利用されています。

道向かいの古い民家を手に入れたので、近かいうちに改装してレストランにしたらいいと提案しています。

温故知新の研修旅行でした。  

Posted by masuzawa05 at 06:00Comments(0)

2015年05月18日

海の見える景色(研修旅行・3) 海のしょうげつ

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●知多半島に在ります。下呂にある山の翔月の海版(うみばん)で、木造主体の10室の小さな宿です。
テーマは “ タオの里 ”、 セントレア空港に向かう飛行機の軌跡を追いながら、のどかな海と空を眺めながら悠久のときを過ごす菜園の里。

宿の周りに畑を作り、その中にオーナー居住の小さな住宅もあります。外観は海に近いこの辺りの漁村のコールタールを塗った黒い板壁がモチーフです。

 最寄の駅のプラットホームから丘の上の当施設がチラッと見えるのがミソ。あくまでのどかな海と空を満喫する、海から少し距離を置いた隠れ里です。

 今から遡ること数年前には“ 箱根吟遊 ” や “ あせび野 ” のように山の手の宿を作ってきましたが、最近は ‘ 海 ’ がテーマの宿作りが続いています。

 これから手がけたいのは、古い有名温泉地の錯綜したまちなみに、食事処・お風呂・一軒家の客室を木造で何室か嵌め込みつくり・・・、埋もれかけたまちの中を活性化すること。 『 はきだめの鶴・構想 』・・・? 眺めは要りません。それぞれの建物と役割が一つの景色です。
湯治宿があったり、お洒落なレストランがあったり、独特のお風呂があったり、一軒宿の客室があったり、隣に芸者さんの住まいがあったり、魚屋や饅頭屋。そんなことを始めています。毎年2〜3千万の投資、10〜15年で完成です。


○フロント、ロビーラウンジ、テラスからの眺望です

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○中庭回りの外観です

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○客室

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○男女の中風呂

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○レストラン回り

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○夕餉です

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○朝餉です

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●海のしょうげつはのどかです。
最近は近くの遊休地を買い足してオリーブ園や・・・etc、
ここではオーナーの遊び心(好き勝手)が命のような施設です。  
Posted by masuzawa05 at 06:00Comments(0)

2015年05月11日

海の見える景色(研修旅行・2) 御宿(おやど) THE・EARTH

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 地平線が丸く見えるような立地に在ります。ここは絶景が何よりのご馳走です。
年に数回見られるTHE・EARTHからの富士山です

●切り立った崖の上にあり、しぶきが直接飛んできます。眼下の海は海女が磯物を採る絶好の漁場(ぎょば)で、それ故に海女の磯笛から“ 磯笛 ” と命名しデザインにかかったのですが、私共の提案した “ 嵐を見る宿 ” の壮大な地球規模のスケール感のイメージが圧倒し、素直な地球、 “ 御宿 THE・EARTH ” となりました。結果的に最適な館名を選んでいただきオーナーには感謝しています。

車寄せの円空は私が一度やってみたかったことで、原生林の中にUFOが舞い降りたような印象的な空間となり、お客様に忘れられない体感を与えているようです。自然林の中に円空がいいのかとの指摘もありますが、違和感はありません。

いろいろな敷地を見て回っていてあきらめかけた頃、この地に出会えました。車も入れないようなこの地にゴム長靴で藪の中を歩いて分け入り、静かな心で磯笛を聞いた時、にわかにいけそうなきがしてきました。
そして此処へのアプローチ、車で峠を越えて見えてくる海の見える雄大な景色の中に佇む、自然と一体になった施設群を見た時、大丈夫だという確信に変わりました。

2014年 World Luxury Hotel Awards 2014を受賞しました。

これでもかと数限りないプランを提出しエスキースし、今があります。


○円空とアプローチ

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○フロント、ラウンジ回り

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○ダイニング

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○夕食

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○坪庭のあしらい

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○屋上からの景色

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○小庭

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○客室

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○朝食

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○海女の磯

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●和の感性 ; 自然環境と人工物・・・それらをいかに馴染ませるか。それが“ 和 ” の極意だと思っています。


言い訳のように聞こえてきますが・・・。

“ 自然の産物である人間が作る建物も、広義には自然物である ” と。  
Posted by masuzawa05 at 06:00Comments(0)

2015年05月04日

このはなアリーナ

静岡県の草薙に新体育館が出来、その見学会があった。

内藤廣さんの設計で、鉄骨・木造・鉄筋コンクリートの混構造。伸びやかでスッキリとして、美しい。素晴らしいアリーナ ( 体育館というよりもアリーナと呼ぶほうがピッタリな容態である ) が出来た。 ( arena(アリーナ)=観覧席のある、周囲を囲った競技場)

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RCの耐震構造で出来た客席部の上に、免震構造の杉(天竜杉)の集成材斜め柱256本×14m ( 鉄骨ブレース裏側補強 ) で鉄骨造の屋根を支えている。主構造は木造で県産材の木のぬくもりを感じさせる。

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 外観は真上からは楕円、横からだとほぼ台形をしている。建築面積は9700平方メートルで、バスケットコートが4面とれる。観客席は2700席、床下には充分過ぎるぐらいの収納倉庫を持つ(これが要望とはいえ、なかなか出来ないのに良くやった)。

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○下に屋根伏図と断面図を表示します

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●構造解析には相当苦労したようだが、そういう苦労を感じさせないシンプルさがいい。工事費約53億。

●私(増澤)が感動したのは、構造が即ち意匠として表れ、偽りがなく、素直で、ダイナミックで美しい。静岡県が世界に誇れる素晴らしいアリーナである。是非見学されたい!
  
Posted by masuzawa05 at 06:00Comments(0)
心を形に表す
建築空間にはいろいろの「想い」がある。
具体的な平面から容積のある空間へと立ち上げるさまざまな作業の中で、オーナーの使い勝手や心情が、私の心を通して色づいていく。
思い入れ豊かに熟成された建築空間には、オリジナルでしなやかな空気が息づき始める。
豊潤で美しく、時に凛々しい。
機能的であることは大切なことですが、美的な創意工夫も大切な要素です。
そう思いながら設計しています。


増澤信一郎
S22年10月11日生まれ
芝浦工業大学建築工学科卒業
静岡県伊東市宇佐美在住
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