2014年11月25日
あな・まどい
私、ヘビが大嫌いです。
毎年秋、西伊豆・土肥の親戚から、軽トラックにいっぱい稲わらを貰っている。
住まいの近くにあるキッチンガーデンの蜜柑の木の下の敷きわらに使ったり、押し切りと言う農具で細かくして、菜種油カスと水で堆肥を(時たま小便なんぞを掛けるといい)つくり、年越して四月・夏野菜を作る肥料に使っている。
ブルーシートを掛け、駐車場に積んである藁を運んでいると、一番下の藁から小さいヘビが一匹にょろにょろと這い出してきて、ビックリした。秋冷の候、藁の温もりがたまらなかったのだろう、ちょっとの間に忍び込んだようだ。棒を使って脇の川に逃がしてやった。
自宅でそのことを女房に話すと、貴方それは、‘ あなまどい ’と言って俳句の季語で 「 蛇が秋の彼岸を過ぎても穴に入らないことを言うのよ 」 と教わった。
ヘビは冬眠のための穴を探し、その中に何匹かでとぐろを巻くのだそうだ。
“ 穴惑い ” いい言葉じゃないか。にょろにょろと気味が悪く嫌いな蛇だが、なにやら愛しくもあり、貴重な経験だった。
二十年ばかり畑仕事をして遊んでいるのだが、実用一点張りではなく、今年からは和花・山野草の花壇を作り、楽しもうと思っている。今の時季、そちこちから水仙の剣先が顔を出しクールな甘い香りに包まれる。 物憂い秋もいいもんだ。
毎年秋、西伊豆・土肥の親戚から、軽トラックにいっぱい稲わらを貰っている。
住まいの近くにあるキッチンガーデンの蜜柑の木の下の敷きわらに使ったり、押し切りと言う農具で細かくして、菜種油カスと水で堆肥を(時たま小便なんぞを掛けるといい)つくり、年越して四月・夏野菜を作る肥料に使っている。
ブルーシートを掛け、駐車場に積んである藁を運んでいると、一番下の藁から小さいヘビが一匹にょろにょろと這い出してきて、ビックリした。秋冷の候、藁の温もりがたまらなかったのだろう、ちょっとの間に忍び込んだようだ。棒を使って脇の川に逃がしてやった。
自宅でそのことを女房に話すと、貴方それは、‘ あなまどい ’と言って俳句の季語で 「 蛇が秋の彼岸を過ぎても穴に入らないことを言うのよ 」 と教わった。
ヘビは冬眠のための穴を探し、その中に何匹かでとぐろを巻くのだそうだ。
“ 穴惑い ” いい言葉じゃないか。にょろにょろと気味が悪く嫌いな蛇だが、なにやら愛しくもあり、貴重な経験だった。
二十年ばかり畑仕事をして遊んでいるのだが、実用一点張りではなく、今年からは和花・山野草の花壇を作り、楽しもうと思っている。今の時季、そちこちから水仙の剣先が顔を出しクールな甘い香りに包まれる。 物憂い秋もいいもんだ。
Posted by masuzawa05 at
13:51
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