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増澤信一郎の心模様

2013年08月26日

悪賢(わるがしこ)さのすすめ

● 先日の新聞に新しく生まれた韓国の朴政権が、前政権の汚職の追及を始めたとあった。同じ党派の前政権に対してである。毎回政権交代の度に起こるこの手のスキャンダラスな追及の繰り返し・・・どうなっているんだこの国は!
 
もう少し肩の力を抜いて、気高くゆったり生きたらどうだ!

韓国には一度行った事があるが、ギスギスしていて温もりの無い、二度と行きたくない国である。 隣国とは凡そそんなものであると誰かが言っていたが、私にとってもそうである。

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そんな中、文藝春秋にイタリー在住の日本人作家・塩野七生さんの一文 ‘ 悪賢さのすすめ ’ が出ていて、わが意を得たりと思ったので紹介する。

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◎ 韓国では私の作品のほとんどすべてが出版されているので二度行ったのだが、滞在中に受けたインタビユーでこう質問された。日本による三十六年間の植民地時代をどう評価するか、と。 次にあげるのは、そのときの私の答えである。

「 男と別れた後の女には、二つの生き方があるのです。第一は、別れた男を憎悪し、怨念に燃えその男に害あれと願いながら一生を送る生き方。第二は、過去などはきれいさっぱりと忘れて新しい男を見つけ、といって昔の彼とも一緒に仕事をしたりして愉しい第二の人生をおくる生き方。あなた方はどちらを選択なさりたいのですか」

 相手は黙りましたね。しかし、相手を黙らせるばかりでは面白くない。

最初に行った時は朝鮮総督府の建物を破壊していたのだが、あの時代の建物は頑丈に出来ているから壊すのも大変でしょうと言った私に、同行していた「朝鮮日報」の記者は、空から見ると日帝の 「 日 」 になっているから壊す必要がわれわれにはあるのです、と答えた。私は、それには噴き出した。そして笑いながら言った。「あの時代は採光の必要から、日本帝国に関係なくても大きな建物は 『 日 』 にするよりなかったのです。 ローマも空から見れば、 『 日 』 ばかりですよ 」 そうしたら記者は、 「 そんなものですか 」 と言うので、私も、 「 そんなものなんです 」 と答えたのだった。
 言うときはやはり、確実な証拠をつけてはっきりと言わねばならない。そのほうが、こちらのためだけでなく相手のためにもなる。韓国では常に、かわしはしても逃げはしないやり方で通しているが、それで私の著作の不買運動が起こったとは聴いていない。  

それに日本人も、歴史的には朝鮮半島が日本にとって常に、東に向かう中国の防波堤になってきたことを忘れてはならないと思う。日本を中国から守ってきたのは、日本海と、時に吹いてくる神風だけではなかったのだから。


● 日本の政治家に直に塩野さんからレクチャーして欲しい。 「 言うときには、確実な証拠をつけて、はっきりと言わねばならない。かわしはしても、決して逃げてはならないと 」 と。 逃げたら言い続ける国民性なのだから!

ところでこれでは ‘ 悪賢さのすすめ ’ にはならない。
韓国人に対する日本人の本音を塩野さんが述べてくれたので、そっちに目がいき、前後が入れ替わってしまったが、前段で塩野さんはこう述べている。

◎  国際政治学者の永井陽之助が四十年前の昔、こんなことを言った;

アメリカで流行っているジョークなんだが、世界に四つ、絶対にないものがあるという。

アメリカ人の哲学者
イギリス人の作曲家(クラシック)
ドイツ人のコメディアン
日本人のプレイボーイ

日本の外交が巧みになるはずないよね!

 長い間日本の外で暮らしてきた私が永井さんを思い出すのは、平和には必ず代償が付きまとうことと、日本人にはプレイボーイはいないということを思い知らされるときだったのである。
 断るまでもないとは思うがプレイボーイとは、少なく与えて多くを取る能力に長じた人である。多く与えても少なくしか取れない人は、日本では 「 カモ 」 といわれ、イタリアでは 「 ポッロ(にわとり) 」 と言う。比喩的には、馬鹿正直でお人よしで世間知らずの意味になるで、日本語もイタリア語もちがいはない。

 外交面で、日本政府は他国の誤解を解くための有識者委員会を設置したって、問題は解決しない。なぜなら、有識者でひとくくりにされるような人たちは直球一本で充分と思ってきた人たちで、変化球を混ぜてこそ球威になるのだと言う悪知恵には無縁な人たちであるからだ。国益のためには、賢人ばかりではなく、ときには、いやしばしば、悪賢人が必要なのである。
 また、女によってアプローチのやり方を変えるからこそ、プレイボーイの名に恥じないプレイボーイになれるのと同じで、他国の誤解を解くやり方にも国別のちがいがあって当然だ。それで悪知恵の働かせ先も、北アメリカ、南アメリカ、ヨーロッパ、アジア、アフリカ、イスラム諸国と、各地域向けの違いぐらいは意識すべきだろう。これらすべてには自信がないが、韓国向けならば少しばかり経験がある・・・。


● と先に述べた文章に繋がるわけだが、・・・。

私(増澤)、思いますに、外交問題はともかくとして、お人好しの日本人大好きです。

「 朝顔に つるべ取られて もらい水 」

だから、70〜80%の人が日本人を嫌う中国、韓国とは胸襟を開かず、どーも〜どーも〜で適当にニコニコ商売をして、かつアジアについては、70〜80%の人びとが日本に好感を抱いている他の国々と付き合えばよろしい。

その他の国々は、日本の優柔不断さを解かりつつ、一目おいてくれているのだから。

● ところで、話し替わって;

日本のTPP参加交渉がマレーシアで始まった。これは経済連携ではなく真の目的ら安全保障連合であることを忘れてはならないという意見があるのだが・・・・・。

TPPに関して、日本プレイボーイとしては、 妖艶でグラマラスなブロンド髪のヤンキー娘を口説き落とさねば! 

身近なアジアから口説くんじゃーしょうがない。
先ずは アメリカから!
  

Posted by masuzawa05 at 09:52Comments(0)
心を形に表す
建築空間にはいろいろの「想い」がある。
具体的な平面から容積のある空間へと立ち上げるさまざまな作業の中で、オーナーの使い勝手や心情が、私の心を通して色づいていく。
思い入れ豊かに熟成された建築空間には、オリジナルでしなやかな空気が息づき始める。
豊潤で美しく、時に凛々しい。
機能的であることは大切なことですが、美的な創意工夫も大切な要素です。
そう思いながら設計しています。


増澤信一郎
S22年10月11日生まれ
芝浦工業大学建築工学科卒業
静岡県伊東市宇佐美在住
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