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増澤信一郎の心模様 石井建築事務所ブログ

2013年04月30日

ヨーロッパでの落語 三遊亭竜楽

 海外公演で大切なのは文化紹介。羽織、着物、座布団の作法を説明し、バラエティーに富んだ筆文字の書き方を披露する。ヨーロッパの人々が最も敏感に反応するのが 「 伝統 」 という言葉。トラディショナルな芸能文化の輸出は、彼らの心をとらえ日本の評価を高め様々な分野に有形無形の効果をもたらすはずだ。

 日本固有の話芸が外国人に理解できるのかといぶかる向きもあろうが、演目さえ選べば問題はない。禁酒を約束した親子がともにベロベロになる 「 親子酒 」 や、知ったかぶりをからかう 「 ちりとてちん 」 など。世界中で通じるテーマはいくらでもある。

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レッスンは大学の先生や大使館関係者のお力を借りている。私は座布団が一枚あって、たった一人でも興行できる落語ならば、遠い欧州でも定期公演が可能になると考え、活動を始めた。

 笑いは各国様々だ

◎ イタリア: 爆笑の連続だ、気のきいたセリフには拍手に加えブラボーの声もかかる。

● あるあるそんなことがと、隣の彼女を抱き寄せる。



◎ フランス:じっくり聴き、笑いは控えめだが、お気に召せば最後はしっかりと手を
たたく

● 足を組み斜にかまえて、ニヤリと笑いそれぞれスタイリッシュに手をたたく様が目に浮かぶ。



◎ スペイン:歓声や口笛がやかましい。しかし落ちを察知する感性は最も優れている。

● 情熱的、ふざけながらも先を読む。



◎ドイツ:聴き手に豊かな想像力を求める落語の芸質が思索を好む国民性にフィットしたのであろう。過去最高レベルの笑いがはじけたのである。 

● 独り夜更けの街路を歩きながら思い出し、ニヤリと笑う。 ( ちなみに ●印 は私の独りよがりな国民性解釈 )



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 竹篭をかぶった犬と書いて・・・笑うと読む。
笑いに通じる ‘ 生き方 ’ や ‘ 人情 ’ の機微は世界共通なんですね。



  

Posted by masuzawa05 at 15:03Comments(0)

2013年04月22日

 動物行動学・その1 「 春の数えかた 」

◎ くるくる変わる寒暖の中で、生きものたちはどうやって春の到来を知るのだろう。

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 小鳥が日長つまり一日のうちの昼の長さで季節を知ることは、半世紀以上前に実験的に明らかにされた。季節によって昼の長さが違うことを小鳥たちもわかっている。

 けれど日長は気温とは関係がない。日の長さからすればもう春なのだが、年によってはまだ寒い日がつづく、ということもある。鳥のように自分で体温を一定に保つことのできる恒温動物ならいいが、虫のような変温動物たちは、こういうときには困るはずだ。

 でも、そういう生き物たちも春になれば毎年同じ時期に現れてくる。それはなぜか?
昔から知られているのは、温度の積算である。三寒四温を経て次第に季節は春になっていく。
 それもただの積算ではない。ある一定温度より低い、極端に寒い日には、その温度は数えない。この一定の温度は発育限界温度と呼ばれている。生きものをいろいろな温度で飼って、何日で発育が完了する―たとえば虫の卵が孵る、あるいは幼虫がサナギになる―かを調べていくと、温度と発育日数のグラフができる。温度が低くなるにつれて、発育にかかる日数は長くなっていく。そしてある温度でそれが理論的には無限大になってしまう。つまり、この温度以下では、何年待っても発育がおこらないのである。

 日本に棲む多くの虫では、この発育限界温度はだいたい摂氏五度から十度の間にある。

 そこで虫たちは、こんな「 計算 」 をしている。わかりやすく、この虫の発育限界温度を五度としよう。気温が五度以下の日は、何日あっても計算には加えない。冬のさなかでも、たまたま暖かくて、七度という日があったとしよう。すると、七度から発育限界温度である五度を引いた二度が有効温度になる。この二度×一日がこの虫の発育にとっての有効温量である
 それから二、三日間は五度以下の日がつづき、その後、六度の日が三日あったとしよう。この分は「六引く五」度×三、つまり、一度×三=三日度と積算される。三月になって気温がずっと上がり、五度を引いた有効温度がその日数分だけ積算されていって、有効積算温量はめきめきと増加していく。

 発育限界温度以上の温度を毎日足し合わせていったこの有効積算温量の総和が一定値(たとえば一八〇日度)を越えたら、卵から孵ったり、サナギからチョウになったりする。三寒四温の冬とはいえ、全体として季節が春に向かっていれば、温量の総和は次第に増えていって、結局のところ毎年ほぼおなじころには一定値に達する。そこでああ今年も春になった、と虫は思うのだ。

 発育限界温度も有効積算温量の一定値も生きものの種によって違っている。それは長い歴史の間に、それぞれの種に固有に定まってきたものだ。
 生きものの種がちがえば、春のくる日もちがうのである。(日高さんのエッセイ集より)

 *ethology; 動物行動学


● 「 春の数えかた 」 というタイトルに日高さんの人生観が表れている。
人も虫も同じ地球の生き物という目線・イズムが素晴らしい。 

● 啓蟄を含めて春先の野原はドラマチックだ。
これはMY畑の白木蓮です、三月の下旬に満開となります。


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Posted by masuzawa05 at 09:13Comments(0)

2013年04月15日

畑の春

 16年前にみかん畑の一画を140坪程購入し、KITCHEN・GARDENをしています。今年(2013年3月下旬)の景色です。啓蟄を過ぎ半月ほど経つと、この有様、百花繚乱です。


● 枝垂桜; 土地購入寸前に死んだ父への追悼の桜。植える位置をめぐり、玄庭園の社長とすったもんだの末、先輩(増澤のこと)はセンスが無い。高いところから枝垂れてこそ意味がある、と言われて決まった場所ですが、大風や台風で3度ばかり根こそぎ倒れました。その都度玄庭園はやって来て植え直しています。今年はまだ三分咲きの写真です。

「 願はくは 花のもとにて 春死なん そのきさらぎの 望月のころ 」 ― 西行


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● 水仙; 普通の水仙より3ヶ月ほど遅く咲きます。意外と寒い南伊豆弓ヶ浜からの移植だからでしょうか。 白が美しくゴージャスです。


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● 白木蓮; 清楚な白が際立つ為には地味な背景のところに植えるといい。


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● 花桃: 桃のピンクもいいもんだ! 枝切して女房の実家の旅館 
“ かめや・惠庵 ” の玄関の壷に投げ入れで飾ったりもします。


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● グリーンアスパラ; この頃からにょきにょきと顔を出す。花開いてしまった蕗の董に代わり、タラの芽、菜の花等と天ぷらにします。

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● 菜の花; 種屋さんで売っている食用菜花ではなく、これは自然に生えてくる地生えのもので太く逞しい。もちろん若芽は食べられます。背景にはオレンジ色に赤みがさしてきた甘夏みかんが写っています。


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● グリンピース; 前年11月3日・文化の日頃に種蒔きするのですが、これくらいに成長してきました5月には収穫です。新鮮採りたてはそのまま生でも甘いです。他に絹さやエンドウやスナックエンドウもやってます。


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● 山吹; 「 七重八重 花は咲けども 山吹の 実の一つだに 無きぞ悲しき 」 

鷹狩りの際、雨宿りに寄った太田道灌に貸すための蓑一つ無い悲しさを、農家の娘が山吹の一枝を差し出し、 「 (実)の一つ無い 」 にかけ、歌心豊かに対応した出来事があまりにも有名。

 「 花がほしいのではない。 」 と怒り、雨の中を帰ってきた道灌が、その夜このことを語ると、近臣の一人が進み出て、 「 後拾遺集に醍醐天皇の皇子・中務卿兼明親王が詠まれたものにこの歌があることを伝え、蓑一つない貧しさを山吹に例えたのではないでしょうか。 」 と言ったとか、の伝説。

 驚いた太田道灌は己の不明を恥じ、この日を境にして歌道に精進するようになったという。
( 普通八重咲きの山吹には実がならないが、実がなるものも硬くて喰えないので 「 あんなに咲き乱れるのに、喰えたモンではない 」 という解釈もあるそうです。 )


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● 玉ねぎ; これは普通の玉ねぎ、別の場所に赤玉ねぎをやってます。サラダで食べたり、小ぶりのものは隠し包丁を入れ、丸々揚げても美味しいです。

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● タラの目; 山菜の王様、以前私が欲深の為全部枯らしてしまった ( 天辺の芽は最初の一回は採ってもいいが、天辺の脇から次に生えてくる芽は来年の為に必ず残す )。

新たに一昨年から苗をタキイから取り寄せて楽しんでます。てんぷら以外に何か食べ方はないでしょうか? 誰か教えてください。

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 フツフツと土の息吹が聞こえてきます。一年中マイペースで土と親しんでいます。

以前この土地を購入した頃、雉が一羽いて挑戦的に向かってきましたが、鳴いたので撃たれてしまったのでしょうか、 今は現れません。
桃太郎が鬼退治に連れて行った雉は空からの偵察にいいからと何かの本に書いてありましたが、それは小利口者の解釈で、むしろ私に言わせれば、かなり気が強いので戦いにはうってつけだと思われます。

猪は柵をしたので近頃は入ってきませんが、以前は里芋は収穫前に全て食べられ、育ち始めの大根は掘っくり返えされました。大根は食べるわけではなく、土の中のミミズが目当てだったようです。ともかく、来た後は豚のような臭いがしていました。

ヒヨドリは黄金柑が甘くなったので、鳥除けネットの中に忍び込んで食い散らかすので困ります。悔しいのは内側からえぐり取って食べるので、表面上は普通になっているので、いそいそと採ると食べられている。それが憎らしい。
ネットの中に入ったものの出れなくなり、追い出すのにもひと苦労です。

どこそこのように、猿が来ないのが唯一の幸せです。

◎ ロジャー・パルバースさんは春について、宮沢賢治を引用して:


春は自然がよみがえる季節です。でも、春という季節は、その美しさを味わうだけのものではありません。もちろん、美しさは春の一つの要素ではあるけれど、一方で、春はわたしたちがあらゆるものを観察し、自分の内なる存在にせまるために、自分をたたき上げる場所でもある、と・・・・・。

● 私(増澤)も宇宙、天地と一体となり、命のつながりに目覚め、めぐり来る春を満喫しています。


  
Posted by masuzawa05 at 19:05Comments(0)

2013年04月09日

ベニシアさんの京都里山日記より・その2

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◎ 私の父は、私が十三歳の時に亡くなりましたが、死ぬ直前まで私に本を読んでくれました。結婚前、父はシェークスピア劇団の俳優として活躍していました。第二次大戦中、ロンドンの大きな防空壕へ行き、空襲から避難してきた人たちに、毎晩のように本を朗読したそうです。やがて、私と弟が生まれ、父は毎晩のように妖精の話や冒険物語を私たちに読んでくれました。父が読む物語は、私を世界中に連れ出して、いろいろな人に会わせてくれたのでした。


● 気になるベニシアン風・格言英語のいくつかを拾ってみました:

○ It takes a village to raise a child.

ひとりの子供が成長するためには、村ひとつが必要だ。

○ The earth plays music for those who listen.
One man can make a difference.

私たちが耳を傾ければ、大地は音楽を奏でてくれる。
ひとりの人間でも、何かが変えられる。

○ In this world, meet everyone with great love.
You never know in what from God comes to you.

生きている間は、たくさんの愛情を持って人と接したい。
どのような形で神様が、私たちの前に現れるか分からないから。

○ Laughter is music for your heart to dance to.

笑い声は、心が躍るためのミュージック。

◎ イギリスでは、家族全員で家事の役割分担をするのが一般的です。それをChores
( チョアーズ: 毎日やらなければならない家事や雑用仕事 ) と呼び、小さな子供にもそれなりにできる仕事が与えられます。例えば、親は、二歳の子供には、おもちゃ箱におもちゃをしまうことを教えます。五歳の子供には、自分の身の回りの物を片付けること。そして、十歳になると皿洗い。中学生(十二歳)になったら、自分の部屋の掃除と自分の服の洗濯をします。洗濯をしたがらない子供もいるようですが、母親は気になっても放っておく様にします。
 又中学生になると、親が子供に一年分の衣服を買うお金を渡す家庭が多いようです。学校の制服や体操服などは別ですが、子供はもらったお金の範囲内で自分の好みの衣服を買います。そうして、子供が自分で計画的に使うことを学ばせるのです。自分で選らんで買った衣服だから、大切に着て手入れすることも覚えるのでしょう。

○ Smiles open many doors.
Only a person who is happy can create happiness in others.

笑顔は、様々な扉を開いてくれる。
自分の幸せを感じられる人にのみ、他人にも幸せをもたらすことができる。

○ The mistakes we make on our own often provide important lessons
That will later in life prove essential.

失敗の経験は、大事なことを教えてくれる。
それは欠かせないものだったと、後の人生できっと分かるから。

○ From the fullness of the heart, the mouth speaks.

心にいっぱいになったものが、言葉になって出る。



● From the fullness of the heart, the hand designs.

 私(増澤)思いますに、ベニシアさんにあやかってわが事務所、こんな心構えを標榜しているのですが・・・・・いかがでしょうか。

 心豊かに小さな思いやりを積み重ねたい。
  
Posted by masuzawa05 at 09:03Comments(0)

2013年04月01日

エイプリルフール

Let’s  play  a  prank  on  April  fool’s  day !

エイプリルフールに(人を)かつごうや! とでも訳しましょうか。

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 4月1日はエイプリルフール。日本でも友人や家族など、ごく親しい人を軽いジョークでかつぐことはあるようですが、欧米では放送局や新聞社が大嘘のニュースを流すなど、日本では考えられないようなおふざけが行き交います。アメリカのテレビ局が 「 火星人襲来 」 とニュースを流したのも有名ですが、ユーモアをこよなく愛するイギリス人にとってもエイプリルフールはそのセンスを競い合うチャンス。シリアスな顔をしてジョークを飛ばすのが大好きなお国柄か、「 真実のみを報道する 」 がモットーのBBCも、この日ばかりは頭から信用してかかるわけにはいきません。

 BBCのエイプリルフールの報道で有名なのが 「 ビッグベン、ついにデジタル化? 」 のニュース。信じてしまった人たちからデジタル化反対の電話が殺到したとか。また、「 イタリアでは、木になっているスパゲッティの収穫が真っ盛り 」 なんてものもありました。スパゲッティがこれでもかと木に巻かれている映像を見て、「 さすがイタリアではスパゲッティが木に実るのかぁ 」 と信じた人も結構いたとか。
近年では “ Flying Penguin ” というBBC製作の短編ドキュメンタリーがネットで流れました。凍った湖上を駆け出し、空を飛び、南米アマゾンに降り立つペンギンたち・・・信じてしまいたくなる、見事な出来栄えの映像です。You Tube でも観ることができるので、ご興味があれば検索してみてくださいね。

 エイプリルフールの起源は諸説あります。聖書の一説から、古代ローマの祭りから、インドの風習から、などなど。その中でフランス生まれと言う説があり、それが有力といわれております。その昔、フランスでは3月下旬の春分の日から4月1日をお正月として祝い、祭りの最後である4月1日には、新年の贈り物を交わしていました。16世紀になり、グレゴリー暦が採用され1月1日が新年と定められた後も、新暦に反対して頑なに4月1日新年を祝う人が残り、彼らをからかって 「 嘘の新年 」 「 見せ掛けの贈り物 」 と言ったことからエイプリルフールが始まったといわれています。
  ( シェーン・イングリッシュスクール、季刊誌 GLOBE より )

● ちなみに、地球の言い方にはいろいろあります:

 THE EARTH ( 他の天体と比較しての地球、地面 )
GLOBE ( 人の住む丸い天体・世界 )
WORLD ( 人間の住む世界、世の中 )
PLANET ( 惑星・遊星・・・地球 )


○ エイプリルフールにつく嘘のことを prank といいます。いたずら や 悪ふざけ と言う意味ですが、「 悪意のない 」 と言うニュアンスがあります。

 Play a prank on ( 人 ) で人をかつぐという意味になります。英国のユーモアセンス ( sense of humour ) に負けないよう洒落た prank を考えましょう。



● 私(増澤)、この言葉 “ Sence of humour ” が大好きです。

ひとをのせるのには真顔が第一ですが・・・私、真面目すぎてそこのところがなかなか・・・・・!?  肩の力を抜いて思わず笑みのこぼれる粋な一言を!
  
Posted by masuzawa05 at 19:29Comments(0)
心を形に表す
建築空間にはいろいろの「想い」がある。
具体的な平面から容積のある空間へと立ち上げるさまざまな作業の中で、オーナーの使い勝手や心情が、私の心を通して色づいていく。
思い入れ豊かに熟成された建築空間には、オリジナルでしなやかな空気が息づき始める。
豊潤で美しく、時に凛々しい。
機能的であることは大切なことですが、美的な創意工夫も大切な要素です。
そう思いながら設計しています。


増澤信一郎
S22年10月11日生まれ
芝浦工業大学建築工学科卒業
静岡県伊東市宇佐美在住
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