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増澤信一郎の心模様

2013年02月21日

勝ちさび


 新聞紙上で 「 勝ちさび 」 の戒めという記事を読んだ。勝ったものらしくふるまうことと辞書にある。  

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◎ 自民党が3年数ヶ月ぶりに政権復帰を果たした。300議席以上を得た民主党がなぜ劇的な敗北を喫したのか・・・・・・・「 勝ち誇った行為は結局はわが身を滅ぼす 」 と、これを戒める日本人独特の歴史観が横たわっている気がしてならない。平安末期に権力を掌握した平清盛ら平家は、勝ちさびにライバルの源氏を追い詰め、その源氏によって滅ぼされた。 『 平家物語 』 は冒頭 「 盛者必衰のことわり 」 と書く。

 関が原に勝った徳川家康は反対勢力の大名をつぶし、豊臣家を滅亡させた。安定政権へのためだったが、長く恨みを買った。後世、家康の人気は豊臣秀吉に遠く及ばない。

逆に日露戦争で旅順を陥落させた乃木希典将軍は、降伏した敵将ステッセルに帯剣を許すなど、尊厳を保たせたことが賞賛された。

単なる 「 判官びいき 」 ではない。 「 正義は勝った者につく 」 と考える欧州や中国とは異なる歴史観といえる。革命思想が日本に受け入れられない理由かもしれない。そんな歴史に比べればスケールは小さいが、民主党も 「 勝ちさび 」 ゆえに敗北したといえる。あの勝利のあと、閣僚や議員たちのおごったような言動はまだ許された。

鳩山由起夫政権は戦後何十年もかけて培ってきた米国との同盟による安全保障体制を、政権交代したというだけでぶちこわそうとした。

それまでのルールを無視して、天皇陛下と中国の習近平副主席との会見を強引に実現させ、皇室の権威までも傷つけようとする。いずれも勝ちさびによる 「 乱暴狼藉 」 と言っていいやり口だった。国民の多くがこれを嫌い、民主党離れを招いたことは先ず間違いない。

発足したばかりの安倍晋三政権はその点、きわめて慎重な船出だ。民主党の失敗を教訓としていることは明らかである。
とはいえすべて安全運転でいいわけはない。勝ちさびではなく国家百年のためであれば、多少のリスクいとわず進めるべきだ。



● 私(増澤)、民主党政権を坊ちゃんだらけの素人集団と決めつけていて、発足当時、これで数年間は世界から水をあけられると思った。案の定そうなってしまった。

今からでも遅くはない。かくなる上は腹をくくり、大胆な戦略をもって “ 元気な日本 ” の生き方を世界に示し、選良なる大和民族の謙虚な 「 勝ちさび 」 のありようをお見せすべき時となった。
  

Posted by masuzawa05 at 12:17Comments(0)
心を形に表す
建築空間にはいろいろの「想い」がある。
具体的な平面から容積のある空間へと立ち上げるさまざまな作業の中で、オーナーの使い勝手や心情が、私の心を通して色づいていく。
思い入れ豊かに熟成された建築空間には、オリジナルでしなやかな空気が息づき始める。
豊潤で美しく、時に凛々しい。
機能的であることは大切なことですが、美的な創意工夫も大切な要素です。
そう思いながら設計しています。


増澤信一郎
S22年10月11日生まれ
芝浦工業大学建築工学科卒業
静岡県伊東市宇佐美在住
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