2012年09月24日
MY辞書より・その6 ( リベンジ )
大リーガーの松坂選手や、若い女の子が 「 今度は復讐してやる 」 というような意味合いで使っているのを聴いていて、違和感を覚えていた。
“ リベンジ ( REVENGE ) ”
原義は再び ( re ) 正当性を主張する ( venge ) という意味らしい。
◎ 辞書を引いてみると
○ 人への / 事に対する復讐、仕返し、遺恨、恨みをはらす。
○ ( スポーツ ) などの雪辱戦 ( 機会 )
雪辱戦: 試合・競技などで、前に負けた相手に勝つことをいう
雪辱: 恥をすすぐこと ( 雪はすすぐの意 )
雪怨: 怨み ( うらみ ) をはらすこと
● ここ数年、設計コンペに果敢に挑戦している。ずっと負け続きだった頃、なぜ私どものアイディアを解ってくれないのかと、怨んではみたものの、あるときはたと気が付いた。いろいろ立場の違いを踏まえて考えなければ・・・と、前向きに考えることにしたら、
徐々に勝率も上がってきたようで、近頃は連戦少勝である。
『 雪辱 ( せつじょく ) を期する 』 いい日本語が有るじゃないか!
心に秘めた、次には勝ちたいとの思いと、恨みをはらしたいとの怨念 ( おんねん )を持つこととは似て非なるものを感じるのだが・・・・・外来日本語はむずかしい。
封建社会で認められていた子が親のあだ討ちをする、形を変えた決闘は許されるのか。
赤穂浪士のような主君のあだ討ちは、最終的な善・悪の判断では全員打ち首になった。フェアーな判断のもと、安易にリベンジという言葉は使わないほうがいいのでは? と、思ったりもする ・・・如何でしょうか。
Posted by masuzawa05 at
09:56
│Comments(0)