livedoor Blog
このBlogをチェッカーズに追加 このBlogを
チェッカーズに追加
このBlogをリーダーに追加 このBlogを
リーダーに追加
増澤信一郎の心模様 石井建築事務所ブログ

2012年09月24日

MY辞書より・その6 ( リベンジ )


 大リーガーの松坂選手や、若い女の子が 「 今度は復讐してやる 」 というような意味合いで使っているのを聴いていて、違和感を覚えていた。 


“ リベンジ ( REVENGE ) ” 

20110510150534_00001








原義は再び ( re ) 正当性を主張する ( venge ) という意味らしい。


◎ 辞書を引いてみると

○ 人への / 事に対する復讐、仕返し、遺恨、恨みをはらす。
○ ( スポーツ ) などの雪辱戦 ( 機会 )
雪辱戦: 試合・競技などで、前に負けた相手に勝つことをいう

雪辱: 恥をすすぐこと ( 雪はすすぐの意 )
雪怨: 怨み ( うらみ ) をはらすこと


● ここ数年、設計コンペに果敢に挑戦している。ずっと負け続きだった頃、なぜ私どものアイディアを解ってくれないのかと、怨んではみたものの、あるときはたと気が付いた。いろいろ立場の違いを踏まえて考えなければ・・・と、前向きに考えることにしたら、
徐々に勝率も上がってきたようで、近頃は連戦少勝である。

 『 雪辱 ( せつじょく ) を期する 』 いい日本語が有るじゃないか!


 心に秘めた、次には勝ちたいとの思いと、恨みをはらしたいとの怨念 ( おんねん )を持つこととは似て非なるものを感じるのだが・・・・・外来日本語はむずかしい。
封建社会で認められていた子が親のあだ討ちをする、形を変えた決闘は許されるのか。

赤穂浪士のような主君のあだ討ちは、最終的な善・悪の判断では全員打ち首になった。フェアーな判断のもと、安易にリベンジという言葉は使わないほうがいいのでは? と、思ったりもする ・・・如何でしょうか。
  

Posted by masuzawa05 at 09:56Comments(0)

2012年09月19日

軽井沢 千住博美術館 


 出来立てホヤホヤの千住さんの素敵な美術館です。

1









○ 看板とエントランスアプローチです。

23





○ 配置・外観・室内です。

4





● 地なりに合わせ、ゆるやかにアップダウンする床と天井。うねる空間にさす透明な光が白いインテリアと相まって、銀色に輝くオシャレ。

 清楚な佇まいに垢抜けした作品の数々。時に、泡のように切り取られた外部中庭のカラーリーフの植栽が、うねる建築と一体となって移ろう季節の作品となる。

 重力から解放された西沢立衛の空間に、浮遊するものは何か。ところどころに設けた展示用パネル壁に平面的な二次元の絵の展示は合うのだろうか・・・・・? ふとそんな疑問が湧いてきたのも事実である。展示方法がもっと工夫されていいし、今後は立体的な作品があってもいい。

終わりのないフリーハンドの平面空間に、四角い額縁は似合わないと思うのだが。
ただここに流れる風はあくまでも爽やかである

千住さんは “ まったく新しい、想定外の建物 ” を西沢さんにお願いしたというのだが、その割りには作品は想定内だ。

5





○ 作品 ウォーターフォール

6





○ 作品 フォーリングカラー

7





○ 作品 フラットウォーター

8





○ 作品 スカイ

9






○ 作品 星のふる夜に

10







○ 作品 湖面の構成

11









○ 作品 富士朝陽

12







◎ 建築について: 西沢立衛


1314





◎ 安井秀夫アトリエのショップ、カフェ棟

1516





17









● カフェのワンプレート・ランチ。爽やかで美味しかった。

18  
Posted by masuzawa05 at 09:27Comments(0)

2012年09月10日

隠居志願

 玉村豊男さんの同名のエッセイ集を読んで、私にはとても隠居仕事とは思えない彼の長野のワイナリーを見学し、ランチセットをいただいてきた。

1








 
エッセイでは 「 隠居 」 についてこんな風に書いている:
 
 家督を譲り、職を辞して隠退すること。世事を捨てて、閑居すること。

 隠居という言葉を辞書で引くとそんなふうに出ているが、 「 若隠居 」 といういいかたがあるからにはもっと遅くなってからの隠居もあるようだし、「 楽隠居 」 があるからには、辛くて苦しい隠居もあるのだろう。

 平均は八十歳でも、自分がいつ死ぬかはわからない。が、高齢者年齢に達したのを機に、世間の渦中から一歩離れて、好きなときに好きなことを少しだけやり、死ぬまでの時間をできるだけふつうに淡々と過ごす、そんな隠居に私はなりたい。


● 私(増澤)65歳、早い内に楽隠居をしたいと思って、海の見える小高いミカン畑の一画を手に入れて、十五〜六年家庭菜園をやっている。まだ建物は出来ていないが、そのうち小屋を作り 「 閑居 」 にしようと、名前だけは考えてある。

たとえ不自由な体になっても、這ってでもバス・トイレに行き、掃除・洗濯・料理 最低限の身の回りのことは自分でやり、あわや大病にかかっても入院はせず延命治療は断って、ここで過ごす覚悟を持ちたいと思っていて、その為の終の棲家でもある。



○ ヴィラデスト・ファームからの景色です

23





4





○ 花々

56





78





910





1112





● レストランの予約をしてあったので中に入ると、私が一番目の客で、なんと玉村豊男氏、自ら出迎えてくれました。私より2歳年上な筈ですが物静かな微笑をたたえたスマートという形容がピッタリの老紳士でした。

○ レストランからの眺めとテーブルセッティングです

1314





○ トウモロコシのケーキ・サレ(サレとは塩とのこと)

15





● またまた食い気に走り齧り残しのケーキになってしまいました。ゴメンナサイ。


○ 前菜: 野菜づくし「 夏のヴィラデスト 」、ヴィラデストの黒酢サラダ、自家製パン

16





○ 主菜: コールドビーフと夏野菜のラタトゥイユ

17





○ デザートとりんごジュース

18





● 特筆すべきはこのお皿に見る、デザートとお皿の絵柄とのマッチングが素晴らしい!
そしてグラスに生けた花々が微笑みかけてきます。

1920





〆て3,500円のランチでした。・・・・・満足。

● 閑居とは

21  
Posted by masuzawa05 at 09:38Comments(0)

2012年09月03日

またまた続いて “遠音近音” 銀座店の事ども

銀座(一丁目)店の入るビルの外観です

12









34









 ところで、 遠音近音 ‘ おちこち ’ と読みます。古い書額が出てきたところから始まります。

5









 全体は 「 ハルをシマどまり トもクらず ポッポす ヲチコチ 」 と読みます。


 ● 実はここからが本題ですが:

広島県が県産品のブランドショップ ( アンテナショップではなく ) を銀座に開くにあたり、私共がお世話になっている福山市・鞆の浦の旅館のオーナーがコンペで権利を獲得し、全体デザインを石井建築事務所が担当しました。
3〜2〜1階を広島県ゆかりの産品の展示即売、EAT・INコーナーで構成され、今までのアンテナショップと一味違うスペースにしようとの目論見から、広島県の担当者と協議を重ね実現しました。
そして地下一階に瀬戸内料理のお店 “ 遠音・近音 ” がオープンしました。


○ 3 階 広島の宝・PR: イベントスペース&カフェ

67





89





○ 2 階 広島の伝統: 工芸と食のショップ

      熊の筆・工芸・酒・お好み焼きetc。

1011





12







○ 1 階 瀬戸内の恵み: 特産品や食材のショップ

1314





15





◎ B1 階 「 瀬戸内ひろしま 」 レストラン “ 遠音・近音 ”

1617





1819





2021









● 地方で頑張っている旅館さんが、都道府県単位の地域をアピールするイベントに参加しました。 我々がデザイン面からお手伝いをし、 なおかつ、潮の香漂う瀬戸内の宿の存在を東京・銀座にて知らしめることが出来る。 


宿は日本全国津々浦々、それぞれの地域の特性に生かされているとあらためて感じた仕事でした。地域の特色を出した “ 宿りの個性化 ” とでも申しましょうか。

これからは以前にも増して、もっと地域の持つ豊かな感性を建物に生かし、 
“ 様々な日本の宿 ” を作らねば ! と思った次第です。
  
Posted by masuzawa05 at 09:24Comments(0)
心を形に表す
建築空間にはいろいろの「想い」がある。
具体的な平面から容積のある空間へと立ち上げるさまざまな作業の中で、オーナーの使い勝手や心情が、私の心を通して色づいていく。
思い入れ豊かに熟成された建築空間には、オリジナルでしなやかな空気が息づき始める。
豊潤で美しく、時に凛々しい。
機能的であることは大切なことですが、美的な創意工夫も大切な要素です。
そう思いながら設計しています。


増澤信一郎
S22年10月11日生まれ
芝浦工業大学建築工学科卒業
静岡県伊東市宇佐美在住
MONTHLY ARCHIVES
アクセスカウンター

アクセスカウンター