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増澤信一郎の心模様 石井建築事務所ブログ

2012年04月23日

カンディンスキーと青騎士展

1911年ミュンヘン、 「 青騎士 」 の登場は事件だった。

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● 個人的なことですが私(増澤)、どうも明るい派手な色が好きなようだ。一番好きな色
は黄色。中国では黄色は日本で言うピンクのイメージで、色のピンクと共に言葉のピンクも表し、少しいやらしげな色らしい。何かの本で読んだことがある。
以下赤、青、橙色。服も、橙色・青・黄色・黒・白etc、チェック柄。赤いズボンも持っている。明るい色の絵を見ていると心が浮き浮きしてくるのが楽しい。

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◎ レンバッハハウス美術館所蔵、カンディンスキーと青騎士展 ( Kandinsky and the Blue Rider from the Lenbachhaus、Munich )を三菱一号館美術館に見に行ってきました。
 「 青騎士 」 とは、カンディンスキーとマルクの編集により、1912年に出版された芸術年鑑のタイトル。二人は彼らの芸術理念に共鳴した芸術家と共に 「 青騎士 」 を冠した展覧会を組織しました。目に見える形にとらわれず精神的なものを重視し、自由な色彩とフォルムにより描かれた作品はドイツ表現主義の中核となりました。青騎士の活動は第一次世界大戦の影響により短命に終わりましたが、その名は抽象絵画の先駆者カンディンスキーの偉業とともに、20世紀美術の歴史に刻まれています。

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 画家フランツ・フォン・レンバッハ(1836〜1904)の邸宅であったこの美術館は、芸術運動 「 青騎士 」 のコレクションによって国際的に知られています。

● 抽象画の先駆者というイメージが強かった割には、今回見てみて意外とおとなしいのにびっくりした。それは何故だろうか・・・。


○ 花嫁 ( 彩色ドローイングの典型的な作品 )

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○ ガブリエーレ・ミュンターの肖像

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● 唯一の肖像画である。写実的であることに心苦しさを感じたのであろうか、彼女に宛てた手紙では、最悪の出来であると告白している。その後暴力的なまでに抽象化された彼女の絵を描いている。

     
○ ムルナウ近郊の鉄道

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○ オリエント風

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● 前作の鉄道あたりから、ゆるやかに抽象へと傾斜しているのが判る。
彼は40代前半アルプスのふもとにある自然の美しい街・ムルナウの風景や町なみを描くうちに、鮮やかな色彩や線の勢いだけで絵画が成り立つことに気付いていった。だから良く見れば具象が顔をのぞかせる。その辺がおとなしい抽象画の所以かもしれない。


○ < 秋・機 筺,里燭瓩僚作

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○ < 印象・掘 福.灰鵐機璽函 法 

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● ここらあたりからかなりの大胆さが見える。中央の黒いピアノと聴衆の山状の黒。白い縦の線は空間を構成する柱だという。


○ コンポジション・擦里燭瓩僚作・2

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● またまた、この辺に来ると彼らしいと思うのだが、研究者たちは 「 最後の審判 」・「 復活 」・「 ノアの洪水 」・「 愛の園 」 とか評しているが、
彼はこう述べている: 「 具体的な対象を持たず、心の趣くまま、ごく自然に自ら生じたものである 」 と。


色々な色の渦に飲み込まれながら会場を一泳ぎ、心地よい色酔いにクラクラ。
  

Posted by masuzawa05 at 10:42Comments(0)

2012年04月16日

和食のビュッフェ


 以前取り上げた、恵比寿ウエスティンのビュッフェ。

いつものガーデンテラスでの和洋ビュッフェも素晴らしいのだが、最近和食堂 「 舞 」 でも始めた。  例えばシェラトン都ホテルの村野藤吾設計の和食・大和屋三玄の朝食など、ホテルの和朝食はセット出しで、素晴らしいのだが、 今回は恵比寿ウエスティン 「 舞 」 の和朝食 「 スーパーフード・朝食ビュッフェ 」 とやらを食べてみた。

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これは私が選んだものです

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 個別のアップです

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 食べたもののスケッチです

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● 一つ一つが手作りされていて、熱いものは熱く、冷たいものは冷たく、それにプラスする目を引くものが2〜3品。薄味だがしっかりと出汁をとってあり、心がこもっていて味付けがいい。8:30頃から満席で、当日は中華系のお客さんが五割強でした。食べるものをチョイスできてゆっくり和朝食を味わえるこの場所は、外国のお客様には狙い処なのだろう。定番の卵と鮭、鰆の西京焼きが旨い、柘榴のジュースは初めて飲んだ。

所内で写真を見せたところ、ヨーグルトがケースそのままではなく、綺麗な他の器に入れるか、既製品ではなく手作りのものを違う演出・器で出さないんでしょうか!? との質問があった。言われてみればその通りと思うが、いかがでしょうか。
いずれにしても土曜日満館の繁盛ホテルでした。

近頃の旅館もビュッフェは盛りだが、出せばいい・並べればいいと言うような形だけのものが多いように思う。心を込めなければやる意味が無い。


● 各テーブルに黒文字が粋に並べられてあった。

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 ● 調理法いろいろ

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 オリジナルなものを考えましょう
 和食スーパーフード・朝食ビュッフェ、ネーミングもいい、旅館でいかがですか!
  
Posted by masuzawa05 at 09:03Comments(0)

2012年04月09日

ウイリアム・エグルストン展 IN・原美術館

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◎ WILLIAM EGGLESTON

アメリカ南部テネシー州、メンフィスに生まれた。
カラー写真を芸術的表現の域にまで高めた作家の一人として名声を確立する。1998年には写真界のノーベル賞といわれ、最高の栄誉とされる 「 ハッセルブラッド賞 」 を受賞。

○ 晴れた空なら青、木の葉は緑、完熟トマトは赤と、自然には固有の色彩がある。が、色はたえず移ろい、表情が千変万化する。人工の色彩でもいつも同じに見えるとは限らない。そういう光と色の変幻自在の魅力をカラー写真に写して見せてくれる。
―日経より


● 一見、ポップアートのような作品、よく見れば写真である。

写真が絵のように見える不思議も執拗にファインダーで映像を捜し求めれば有りうることだが、写真を絵画的芸術領域まで見せるには光の助けを借りなければできないし、その一瞬を追い求める執拗な忍耐力に脱帽。

絵画も絵の具で光を演出することにより深みが増す。

どちらも “ ひかり ” が主役で、そのことを納得しえたひと時でした。

彼には、作品としてのカラー写真を芸術的表現の域まで高めたという功績があるが、その裏には執拗に被写体に向かうひたむきな姿があった。


◎ 光と色、変幻自在の魅力

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○ 美術館内部のパイプシャフト内の唯一の造形作品 その題名もズバリ「 白い椿 」。

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● 初めて行った原美術館 北品川、御殿山の邸宅街に在る


○ 玄関周り

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○ 中庭周り

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○ 中庭から見る御殿山ヒルズの高層住宅

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● 御殿山といえば、東海道新幹線品川手前で見えるこのビル 「 ごてんやま 」 と読むのだが、今時の若い女の子
「 おとのさん (御殿さん) 」 と読んだという。ウィットに富んだ話、急に思い出してほくそ笑む私。

原家の瀟洒な邸宅を美術館に改装し使用している ( 銀座の和光本館の設計者 渡辺仁の設計 )。


 レストランでTEAをやりながら眺めると、なにやらランチも美味しそうだ。次の機会には冷たい白ワインでも飲みながらパスタを食べよう。
  
Posted by masuzawa05 at 13:27Comments(0)

2012年04月02日

ラムネ

 RAMUNE
( Sweet flavored soda in a Codd- neck bottle )

ラムネ

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● 私(増澤) ラムネの英文解釈の a Codd-neck bottle のCodd の意味を勝手に「 括れた 」と解釈して辞書を散々探しても出てこない。 
思案に暮れていたのだが、以下のアーサー・ビナードさんの解説文中にある発明者ハイラム・コッド氏のコッドにやっと辿り着いた。大文字のCは固有名詞のC、 『 コッド氏の考えた(括れた)首の壜 』 とでも訳したら良いのでしょう。neckには狭くなるとかの意味もあり、派生して括れたという意味も読み取れる。コッドさんの作った何々と言うことでしょう。
兎も角、間違いの前提にはラムネは日本のもので、こんな壜を作るのは日本人に違いないという先入観念があった。 
( 英国人 Hiram Codd 1872年生まれ )



◎ 詩人のアーサー・ビナードさんの英訳しにくい日本の言葉より: 

昔々、英語の lemonade を 「 ラムネ 」 と片仮名に置き換えた日本人は、耳がよかった。ネイティブの発音をコンパクトに模写して、 「 レモネード 」 よりずっと忠実だ。ただ、レモンの果汁に砂糖と氷水を加えて飲む lemonade と、ガラス玉の栓をプシュッと開けて飲む炭酸入りのラムネは、まるで別物。
 近年、イチゴ味の 「 赤いラムネ 」 や 「 ブルーハワイ 」 など、レモンには無縁のフレーバーも発売されている。つきつめると、19世紀に英国人ハイラム・コッドが発明したあの括れた瓶に詰めてあることが、ラムネたる条件だ。

 
● ラムネが最初に日本にお目見えしたのは、マシュー・ペリーが浦賀に来航した時(1853年)で、ペリー艦隊の乗組員が日本側の交渉役を接待しようと炭酸水を振舞ったとあります。 

(ラムネの製造は中小企業分野調整法の法律に基づき、中小企業に独占的に生産されており大企業は製造に参入できない)

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● 「 ラムネのあじわい 」 賛歌:

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石垣に咲くおしろい花の匂い

黒いつぶつぶの種を割って、中から出てきた白粉を鼻筋に塗った

子供の頃の思い出の日々

海際の一段高い眺めのよい境内

潮風にさらされた神社のようなお寺

狂おしいような日盛りの余熱が残る

玉石混じりの凸凹なたたきに繰広げられた

賑やかな金魚掬いや仮設の屋台

売らんかな、の強面のテキヤのお兄さん

カーバイドの灯かりに照らされた

日焼けしてパンパンにふくれた赤ら顔の子ら

ソース焼きそばのゆらめく湯気のにおい

水・ヨーヨーのはじける音

セルロイドのひょっとこの仮面

走馬灯のようにめぐる幼き日のこと

セピア色のお晴れの舞台

縁日・・・・・甘苦いラムネの味。

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Posted by masuzawa05 at 09:01Comments(0)
心を形に表す
建築空間にはいろいろの「想い」がある。
具体的な平面から容積のある空間へと立ち上げるさまざまな作業の中で、オーナーの使い勝手や心情が、私の心を通して色づいていく。
思い入れ豊かに熟成された建築空間には、オリジナルでしなやかな空気が息づき始める。
豊潤で美しく、時に凛々しい。
機能的であることは大切なことですが、美的な創意工夫も大切な要素です。
そう思いながら設計しています。


増澤信一郎
S22年10月11日生まれ
芝浦工業大学建築工学科卒業
静岡県伊東市宇佐美在住
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