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増澤信一郎の心模様 石井建築事務所ブログ

2007年10月29日

トップの立場

 忙しいとき、この恵まれた幸せな環境や、人間関係、利益を どう継続していけるだろうか! と思う

 閑なとき、この ‘儲からなさ’ を従業員のために、どう解決したらいいかと悩む。

 気になっていた 日産の株主総会のことが、だいぶ前の時事英語に挑戦にこう出ていました。

ゴーン










 英文にて;

 Ghosn was grilled with questions about whether Nissan was falling behind in ecological technology.


訳文は:ゴーン社長は 日産が環境技術で遅れているのではないか、と厳しく問われた。

ゴーン社長就任後、初めての営業減益となった日産自動車の株主総会についての記事の一部です。

Grill には 「焼き網」 「直火で焼く」 のほか、「厳しく問い詰める」という意味がある。とあります。
してきたことを グリル(直火で焼く)されるのでは、たまったもんじゃない! と思うのですが・・・。
トップの皆さん どう思われますか !?


ところで
つい最近の自動車ショーで高級スポーツカー GT−R 発売を契機に営業収益も含め、巻き返しに転じましたが、・・・・・『 環境か 性能か 』 そこのところの難しい判断が問われる。・・・さて貴方は如何でしょうか。
  

Posted by masuzawa05 at 14:24Comments(0)

2007年10月22日

ちょっといい話・その2

 『 科学もビジネスも生き延び進化するために 』と題して、宇宙飛行士の毛利さんは
こう述べています。

毛利衛












 
 スペースシャトルの窓から地球を見ていて、私は「ああ、そういうことか」と気づいたのです。

 シャトルは地球から200〜500km離れた軌道を回るのです、窓からは地球の表面を一度に見渡せます。私は地球を見ているうちに、次のようなことを理解しました。
 それは「人間のあらゆる営みは、人間が生き延び、そして豊かになるためにある」ということです。
 現在、私たち人間は地球上に65億人もいて、自然界を支配しているように見えます。人間からしてみると、人間が存在しない地球なんてとても考えられないでしょう。でも、それは人間だけの理解でしかありません。地球の外から地球を見ていると、人間がいようといまいと地球は存在し続ける、ということを実感させられるのです。

 だからこそ人間は生き延びるために、あらゆる知恵を絞ってきたのでしょう。飢えないように、病気にならないように、そして健康で快適な生活を送れるように、活動範囲を広げてきました。 人間が地球を飛び出して宇宙にまで活動範囲を広げようとしているのも、実は必然的な出来事に思えます。 つまり、生き延びるために進化しようとする人間の本能的な活動の延長なのです。

 そう考えると、科学や芸術、ビジネス、スポーツといった人間のあらゆる活動は、人間が生き延びて豊かになるための手段だと言えるのではないでしょうか。 今、人間は人口問題、環境問題、地球温暖化、自然破壊といった地球レベルでの様々な問題に直面しています。 まさに人間の存続が脅かされているといっても過言ではありません。

そうした問題を解決するものとして、科学技術に大きな期待が寄せられています。科学の時代は終わったと言う人がいますが、決してそんなことはありません。そして、これからの科学技術は「生き延びる」という本来の目的がより鮮明になっていくのではないかと思う、と結んでいます。

地球








 私たち凡人が、宇宙に出たらこんな風に見えるだろうと想像するように、実際に宇宙から地球を見てみても、こんな風に ‘見える’ ってのがスゴイ。
             
不安無くシャトルの旅が出来そうだが・・・・・なんせ、20億円掛かるんでは!? それだけ有ればもっと違うことに使いたい。と庶民感情としては思ってしまう。


 「月は眺めるものである」と、誰かが仰ってましたが・・・・せめて、地球にあって、宇宙船の軌跡を星の夜空に追いながら、露天風呂で浮世のしがらみを軽くかけ流し、よく冷えたシャンパンでささやかな憂さ晴らし。


 そうだ、 温泉に行こう!  旅館に泊まろう!
  
Posted by masuzawa05 at 10:48Comments(0)

2007年10月15日

心に残る建築家の言葉・その12

 軽快で風のような建築。 浮き透きの建築。 『 光跡 』という本があります。


スケッチ












・雑誌上でこんな質問がありました

 「 ディテールに 内皮を構造から自由にしていくような働きが感じられますが 」

 ● それに答えて:

躯体と内装を分けて考える、内装の壁がだんだん薄くなって最後は透明なガラスになる。重なりながら薄くなっていく皮膜のようにしてみたいと思いました。それでディテールを考えたのです。
 構造は直接に建築の内部に対応しない、独立して内皮が有ると考えました。そしてむしろその考え方のほうが、日本人に馴染みがあるのではないかと思いつきました。日本建築、それも数奇屋建築は、ある意味で すべてが皮膜のようなところがあります。障子ですとかね。それで構造と内皮を分けようと思ったのです。
 皮膜がもっと弱くなると線になります。皮膜と線としての皮膜の間に隙間ができる。その隙間に和風の記憶を嵌め込んでいく。様式としてではなく記憶を挟んで、和風を感じさせることができるんではないかと考えました。ですから部屋によっては床の間がふたつでてくることもあります。床や書院、違い棚といったものを重ね合わせてはめ込んでしまう。それが様式に整合しなくても、記憶と重ね合わさって和室だと認識させられる。
 それで、記憶であって形式でない、日本人がもっている形のイメージというものに対応させようとしました。

 「掬水亭」の座敷では、 柱はぎりぎりのところでは天井と切れています。フレームを構造ではなく、 ‘しつらい’ としておくためには天井と縁を切る必要があります。重力のシステムから外してしまうのです。日本の建築には力の流れという概念が弱く、西洋建築のような ‘力’ が意識されていないことがあるように思います。軸とか直角という意識はあるのですが、その中に流れる力ですとか、力を受けるという感覚が無いのです。
 力の流れを感得する本能が様式を作り出しているのが西洋建築であり、西洋建築には明確な力の流れというものが見えます。それに対して日本人はもっと抽象的、象徴的です。
 ですから、頭の中に形として浮遊するものをしつらえることにより、記憶としての  『 和風 』をつくれると思ったのです。 と述べています。

01建築家1202建築家1203建築家12
















 「掬水亭」―きくすいてい: 由来は水面に映った月を、欲しくなり手で掬うと消えてなくなるという漢詩からの引用です。

 ホテルのような西武プリンス系のリョテル(旅館のようなホテル)です。
かつて、所員見学ツアーを組んで行ってみましたが、アナログ的旅館に嵌った我々にはデジタル的旅館で 透けたデザインが新鮮で素晴らしかった。

内装としての旅館空間は形式に囚われず (こうなければならないというタガをはずして) 和のイメージの記憶を残すというテクニック としては最適でしょう。    
 
数奇屋はある意味、 好き勝手、 数奇な世界。
      


今どき流行りつつある、木造で構造表わしの宿を造るとなると、プロポーションといい、 ‘ 構造すなわち意匠 ’ は柱割と屋根勾配が大切で、雰囲気作りに失敗すると単なるバンガローとなる。 そうならない為にも、当社オリジナル木造住宅‘木肌美人’で研鑽を積みながら、 新・和風離れ に挑戦しています。

                              
構造表わしの 「木肌美人の宿」 は、 やり方次第で ‘張りぼてではない真のプロポーション美人’ となり、シンプルで美しい。
                    
と、手前勝手に悦に入る。
                           
そろそろ、もうちょっとを 昂めなければ!
  
Posted by masuzawa05 at 11:31Comments(0)

2007年10月09日

ニューヨークに行ってきました・その2

 美術館巡り・1

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◎ かの有名な フランク・ロイド・ライトの作『 グッゲンハイム美術館 』です。

 セントラルパークを歩いて往復10キロ程度でしょうか行って来ました。1939年に抽象絵画美術館として創設され、その後印象派のコレクションも加わったとあります。入り口で係員にいきなり呼び止められ、私が怪訝な顔をしていると、Tシャツを指差してなにやら喋っている。よく聞くとANDO アンドーといっているのだ、去年たまたま直島の地中美術館で買った日本の建築家・ANDOのロゴ入りを見て話しかけてきたようなのだ。
                   
外観は補修中で残念でしたが、カタツムリの内部のような大螺旋空間は適度なスロープ度合いでゆっくりと鑑賞できる。学生時代に想像したよりも小さく、ヒューマンスケールで気さくな美術館といえる。空間的に総て螺旋の中に納まらないので、四角の小さな展示室を附帯させているのがちょっと残念。
                          
例えばシドニーのオペラハウスが外観ゆえに内部天井空間もあのようになっていればと思って室内に入ると、そうでなかった失望感に通じるものがある。「 意匠は構造に素直に従う 」の信奉者としては・・・・。

しかしながら、好きなスケール感だ。



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 ◎ メトロポリタン美術館:1870年設立 世界最大級の美術館とあります。
 (撮ったのだが、残念ながら内部写真が一枚も写っていませんでした。失礼しました!)

特に私としては、美術・工芸 特に 『 工芸品 』 に目がいってしまいました。そして感じたこと、
                                          アフリカ_エジプト_ヨーロッパ_ギリシャ・ローマ_古代中近東_イスラム_中央アジア_南アジア_東南アジア_中国_朝鮮_日本_アメリカ_メキシコ_南アメリカ

 地球儀を指で辿る様に、一連のつながりの中で見る。
共通項としての感想は 『 精緻さ 』 と 『 崇高さ 』

そして、長いスパンで見ると、文化の度合いに大差なく

すべてが ‘イコール’ であるということ。 すなはち、民族・宗教は違っても、人類は一つであること・・・・・かたく言うと そう思います。   

全体を一つの流れで見て歩くと それがよく分かる そしてそれぞれがかけがえのない美しさを持つ。 「 世界は一つ、人類みな兄弟 」 なにかのキャッチフレーズのようですが、 そんな風に思えることが唯一の成果でした。                          
それ故に、近いうちに時間を掛けて又じっくりと見てみたい。

 蛇足ですが、 演出家の宮本亜門さんをエントランスホールでお見かけしました。


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◎ アメリカ自然史博物館(American Museum of Natural History)
:動植物の標本や模型を展示する世界有数の博物館、恐竜の骨格展示は圧巻。     

 太古の昔から、地球における動植物の営み。
地球という、かけがえの無い 「 水と緑の惑星 」 
動植物の営みの連鎖の中で生きる人間と言う生き物


温故知新

人間なんてたいした存在ではない、今あることを大切にしなければ。
と、思いました。
  
Posted by masuzawa05 at 17:24Comments(0)

2007年10月01日

多様性と健全性

    
 
伊豆新聞の ‘潮の響き’ にこんな記事が出ていました:

 沖縄に移住した伊豆の友人が、久し振りに母親の墓参りを兼ねて泊まっていった。二人で大酒を飲んで、台風のようにその友は帰っていった。

漢詩









 島民同士の助け合いが基本である。そんな島が少しずつ変化が現れ始めていると嘆く。町村合併で大きくなり、市外資本の流入が活発化しているという。
 友人は小さいながらも、観光客相手のレンタカー屋をやっている。今、ちょっとした沖縄ブーム。夏になれば相当数のお客が利用するそうだが、そこを本土の大手資本が見逃すわけがない。資本をバックに大量の車を用意して、安い料金で貸し出す商法である。島の個人店ではとても太刀打ちできない。人脈とサービスで踏ん張っているそうである。

 「コムスン」 「NOVA」 など、資本力をバックに同業者を圧倒して全国一を目指すとろくな事にならない。生き物と同じく商売だって大小取り混ぜた多様性があってこそ、健全性が保てると思うのだが・・・。と結んでいます。


 伊豆箱根に限らず、日本全国 旅館業界も 規模、経営の形態を含め、大・小 入り乱れてのお客の取り合い、生き残りをかけての戦いが始まっています。

 大きい資本とも、零細な家族経営ともお付き合いいただいている我々としては、双方が生き抜ける途を探さざるを得ません。

ところで前節で はからずも書いてしまいましたが
 ‘お客の取り合い’と考えるから まずい のであって、お客様の側から求めてくる。
 大小取り混ぜた多様性を揃え、百人百様なお客様の選択肢を導く・・・・・施設創り。
それが大切だと思っています。

キーワードは 「人脈とサービス」


そして、リピーターをつくること。
リピーターをいっぱい作る為の客観的評価の基準は  料理 とサービス(接客)。


 その二点について、旅館における評価は、
● あるレベルを超えて、少し良いと → うんと良い。
● あるレベルを超えきらないで、少し悪いと → うんと悪い。

 私思うに

ある一定範囲を超えるか超えないかが、良し悪し判定の基準と心得ています。そして口コミ・評判が大事。 だから、「もうちょっと」 を演出し、レベルアップする努力が大切です。

難しく考えずに地道な努力。
お客様の心に負担をかけない。
                          
 
『 やさしさは優しさ 』 易しそうで 難しい
もてなす側・もてなされる側、 お互いの ‘しあわせ’ のために

・・・・・やるしかない。
  
Posted by masuzawa05 at 14:59Comments(0)
心を形に表す
建築空間にはいろいろの「想い」がある。
具体的な平面から容積のある空間へと立ち上げるさまざまな作業の中で、オーナーの使い勝手や心情が、私の心を通して色づいていく。
思い入れ豊かに熟成された建築空間には、オリジナルでしなやかな空気が息づき始める。
豊潤で美しく、時に凛々しい。
機能的であることは大切なことですが、美的な創意工夫も大切な要素です。
そう思いながら設計しています。


増澤信一郎
S22年10月11日生まれ
芝浦工業大学建築工学科卒業
静岡県伊東市宇佐美在住
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