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増澤信一郎の心模様 石井建築事務所ブログ

2006年02月27日

G・旅館に行ってきました

 富山のリバーリトリート・G・・・・・川沿いの隠れ宿。

 井上陽水のリバーサイドホテルのフレーズ・「ホテルはリバーサイド・・・」を彷彿させる増築された新しい客室はかなりプライバシーの守られた弧室風でした。

 ホテルナイズされた空間のそこそこに和が薫り、意図的に現代アートホテルを感じさせる造りは、新しいタイプの一泊二食付き和風感覚ホテルの出現を感じさせます。

 ゆったりとした内廊下のドアーを開けると、一旦外部中庭に出ます。それからダブルのドアーで部屋に入る設えは、どこかでやった事の有るような無いような・・・・・そんなテクニックですが、ベッド中心で和室を絡めた秀逸なデザインです。建築家・内藤さんの作品です(8室の客室と付帯パブリックで22億の投資だそうですが・・・)

新しく作った大風呂は既存施設にお風呂が有ることから、洗い場が一切無しの、ジャグジーバス・一人用寝湯・サウナ・露天風呂から成る、湯に浸かるだけのスッキリした美しいもので、その一画にはエステ・瞑想リラックスルーム等を絡めてあります。

新館は和食中心で、7〜8テーブルのレストランと5〜6室の個室で構成されています。

ここでもやはりこれからの旅館の主流となるであろう;プライバシーの保てる居心地のいいベッドの有る和室・個性化されたお風呂・いい雰囲気のレストランダイニングの3点セットに成っていました。

 女性客が7割との事、料理はそれを意識してか、多少チマチマした感が有りますが、料金もリーズナブルで、私にとってはまずまずの宿でした。
雅楽倶01雅楽倶02






雅楽倶03  

Posted by masuzawa05 at 10:13Comments(0)

2006年02月21日

方位、気学のこと・その2

 建築家、清家清さんの言によると、現代の生活は、方位に拘る必要の無い近代技術に支えられ、電気代等の代価を払って辻褄を合わせている。と述べています。

 西日のあたる台所で、野菜が腐りやすい代償として電気冷蔵庫を使い、トイレの臭気対策には浄化槽を発明し、風呂の湯気抜きには換気扇を回す・・・云々。
 私もそれは一理有ると思っています。便利な技術、それはそれで大変結構なことですが、その前に何よりも大切なことは、地形を理解した上でその場所の自然とどう同化して住まいを組み立てていくか、と言う事だと思います。先人の知恵に学ぶ大切さを思います。


 先ず土地を購入したら、少なくとも1年はそのままで春・夏・秋・冬を体験し、太陽の動き、日当たり、時には人通り・車の音・鳥のさえずりまで、心に刻み込むべきでしょう。人間も動物として自然の一部なのです。

 知性や思いこみが強固に貴方を突き動かしたとしても、自然の摂理には逆らえないのです。
ここでは素直に自然を受け入れて、住まいに生かすほうが得策です。

前々回 その・1で見た建物のプランです。玄関の位置・お風呂の位置・流れの仕様・金庫の位置・母屋の高さ・・住まいの位置、気学の先生にはいろいろご教示頂きました。

先日雑誌ブルータスの温泉旅館特集で、Dr.コパさんが、四季ごとの風水開運旅行には欠かせない宿です。と仰ってくれました。ありがたいことです。

納得づくめで事を進めましょう。
宗園  
Posted by masuzawa05 at 13:36Comments(0)

2006年02月14日

住宅について(吉村順三展)

軽井沢山荘   

 去年の12月に東京芸大・美術館で ‘建築家・吉村順三展’がありました。

私的なことになりますが、上野の森は、今から40年前程前の高校2年生の時、大学受験夏季セミナーに一ヶ月間、池之端の親戚の家にホームステイした懐かしの土地で、建築家・前川国男さんの文化会館が在って、毎日そこを通りながら、聳え立つ大壁を前に、その力強さに圧倒され、それ故に建築もいいもんだと思い始めた、私にとっていわば設計を志した原点の場所なのです。

前置きが長くなりましたが
吉村順三さんの言葉:「建築家として、もっともうれしいときは、建築ができ、そこへ人が入って、そこでいい生活がおこなわれているのを見ることである。日暮れどき、一軒の家の前を通ったとき、家の中に明るい灯りがついて、一家の楽しそうな生活が感じられるとしたら、それが建築家にとっては、もっともうれしいときなのではあるまいか」

巨匠のほのぼのとしたお人柄が偲ばれる、団欒の光景を伴った語りが口が好きです。
普通らしい言葉、普通らしい建築、それでいて豊かな空間・・・・・素晴らしい。

加うるに、ハード面から何よりも大切なのは「内・外部にわたるプロポーションの美しさではないだろうか」 とも述べています。                    

普段、住宅の設計でプロポーションを説いてもなかなか判ってもらえないのです。平面的な機能が邪魔をしている場合が有るからです。けれども完成した暁には、出来栄えは一目瞭然です。機能とプロポーションの整合が大切で、美しさはそこから生まれます。‘センス オブ プロポーション’我々も肝に銘ずべき言葉です。

建築美人はプロポーション美人でもあります。ささやかでは有りますが、当社の規格住宅・木肌美人シリーズもそうありたいと思いつつ会場を後にしました。

蛇足ですが、住宅の設計を出来る人は超高層も設計できるが、超高層を設計出来るからと言って、住宅を設計できるとは限らない。・・・・誰の誰兵衛曰く。元気を出しましょう図面  
Posted by masuzawa05 at 20:01Comments(0)

2006年02月08日

方位、気学のこと・その1

    
 設計がだいぶ進んでから、玄関等の位置が悪いとの理由でプランが変わってしまう場合が有ります。設計の最初にこだわりの有無をお聞きしますので、お答え下さい。

 専門家ならずとも、少なくとも敷地については、その地の生活で培った貴重な教訓に裏打ちされた生活者の意見が大切です。そして出来ればその場所だけを見るのではなく、大きく俯瞰できる所から地勢を見ると、フフン!と感ずることがあります。
 地域によっては強風の吹く時期や、地形による風向きが有ったりして、土着の‘習い’は大切です。
 
四神相応(しじん・そうおう)
 鬼門・裏鬼門は言うに及ばず、たとえば南に拓けていてその方向に川が流れ、そこから尾根状に緩やかに北に向かって上っている地形が、最高に良いと言われています。それは一目瞭然日当たりが良く、生活の為の水が手に入りやすい生き物としての人の合理的な地形なのです。

 とは言え小生が終の隠居所として、購入したみかん畑の一画は前記したような立地・地形なのですが、・・・・10年程使ってみると長雨が続くとき思わぬ処から湧水が有ったりして、一昨年の台風の時なんぞは、目の前の護岸の法肩より、道を隔てて2メーターも高い敷地なのに、上流の橋桁に流木が引っ掛かり、堰を築きオーバーした川の水がみかん畑を舐め、何十年に一度の事とはいえ、私の畑を半分ほど埋め川に流れ落ちていました。
 負け惜しみではありませんが、建物は未だ建てていないので将来に向けての対策は完璧に出来る。と思うことにしました。しかしながら、日当たり良く・川があるので夏涼しく・人通りが気にならず・遠く海が眺められ、まずまずと思っています。

 ここでは絶対的な意見は門外漢ですので言えませんが、長い歴史の中で生まれ、伝えられてきたものには其れなりの真実があります。何よりも納得して暮らすのと、心残りがあって暮らすのとでは、生活の質が変わってきます。人は‘気’の産物で、心持が大切です。方位学について割り切れない気持ちが有るのなら、しっかりと整理してことに臨みましょう。
 この鳥瞰スケッチの建物は気学と地勢に基づいて考えレイアウトしたものの一例です。
計画からですと20年程前になります。源泉掛け流しの露天風呂付客室のはしりで、洒落っ気でやってみました。繁盛しています。
宗園  
Posted by masuzawa05 at 13:03Comments(0)
心を形に表す
建築空間にはいろいろの「想い」がある。
具体的な平面から容積のある空間へと立ち上げるさまざまな作業の中で、オーナーの使い勝手や心情が、私の心を通して色づいていく。
思い入れ豊かに熟成された建築空間には、オリジナルでしなやかな空気が息づき始める。
豊潤で美しく、時に凛々しい。
機能的であることは大切なことですが、美的な創意工夫も大切な要素です。
そう思いながら設計しています。


増澤信一郎
S22年10月11日生まれ
芝浦工業大学建築工学科卒業
静岡県伊東市宇佐美在住
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