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増澤信一郎の心模様 石井建築事務所ブログ

2005年06月27日

 デザイン論

 先日あるデザインセミナーに参加しました。
デザインに取り組む姿勢が素晴しいので、その論旨をまとめて社内回覧しました。以下はその内容です。
 
武蔵野美術大学教授・デザイン事務所スーパーポテト主宰 杉本貴志氏の言葉

一、デザインはあきらめず、最後まで突き抜けること!

一、 真似はしない。
真似てもそれ以下であってはならない
それ以上にする。
なるべく真似ない。

一、 CREATE(創造)する。
 
* 今、海外で日本人のデザインが‘うけている’。その訳はと問われて:日本人の生活・感性・習慣をそのまま素直にデザインしても海外で受け入れられる。それは彼らの生活習慣に欠けているものを具体化したに過ぎないのだが・・・。
   春、自宅の風呂場から見える梅ノ木に花が咲き、良い香りが漂う。鶯が
  枝先で「ホーホケキョー」と啼く・・・まるで花札の絵のように。
   日本人っていいなーと思う。

                
 まったく同感です、我々は近代化を急ぐあまり‘日本’の歌を忘れた鶯の様です。
美しく感性豊かな「倭人の郷」にっぽんを世界に発信しようでは有りませんか!
  

Posted by masuzawa05 at 13:13Comments(0)TrackBack(0)

2005年06月20日

能・狂言に学ぶ

能01
 たまたま薪能を二回ばかり続けて見ました。高校、大学時代空手道部に所属していた私は相対組み手の間合いの取り方に苦労したことがあります。格闘技は気合と間合いが全てを決すと言えます。打たれ続けた悪い頭も、苦しかった思い出だけは瞬時によみがえり、夕闇の中でこんなことを感じました。

 シンプルな人の動きと、気によって演ずる所作は、単純な道具を使うものの、人の体の修練によってのみ達しうる、素朴で気迫あふれる魂の芸に他ならない。
 現代の生活は様々な便利な道具に囲まれて、居ながらにして世界と交信出来、物も買える便利な時代である。然しながら技術の発展の産物としての‘便利さ’の対極にあるものとしての阿吽の呼吸にみる愚鈍な間合い・・・、 一個の動物である人の鍛え上げし心と体の所作は美しい。

能02
空間の創造は、原点に返ってその内包する力を見極め、引き出し、咀嚼し、ひたすらシンプルに作る。そして、思い入れ深く空間と所作の間合いを計ることによって、物から人の入る生きた器として血が通い始める。

  
Posted by masuzawa05 at 10:27Comments(0)TrackBack(0)

2005年06月13日

坂道(スロープ)考

坂道 

日観連月報に国際観光施設協会から出稿する、今年のテーマ「ゼロから始めるバリアフリー」の順番が回ってきました。バリアフリーというとすぐ思い出すのがスロープなんです(発想が貧困でお恥ずかしいですが)、そこではたと思い出したのが下部ホテルの帰り道に寄った古い宿場のことでした。
 山梨県・日蓮宗総本山の「身延山」と修験霊山「七面山」を結ぶ参道の途中に赤沢宿と言う、江戸時代に七面講の参拝客で賑わった宿場がある。
 切り立った山あいに在るこの集落の木造宿を結ぶ石畳の路地は、うねり・くねった急坂道で繋がっている。階段は少なく、きつい勾配であるにも拘らず、何故か歩いてみたくなるヒューマンスケールを感じる坂道である。
 坂道02
 人通りの無い昼下がり通りに佇むと、まるでタイムスリップしたように白装束の講の一団や腰の曲がった老婆が杖をついて行きかい、時に人力の荷車がゴトゴトと坂道を上ってゆく。そんな情景が目に浮かぶ
 急勾配な路地はバリアフリーの基準には不適合なのだが、建物の間を縫うような平面的な曲がり具合の為かさほど苦痛には感じない。
 そして何よりも大自然の造形をあるがままに利用してそこに暮らす佇まいが美しい。
  
Posted by masuzawa05 at 16:28Comments(0)TrackBack(0)

2005年06月07日

「風の旅人」より

  
人間だけが
生死の謎を問い、万物万象の意味を探る。

人間だけが
自らの悪業と宇宙の構造を意識化できる。

人間だけが
懸命に、混沌から<かたち>を引き出す。
     
ユーラシア旅行社の隔月刊誌に掲載されていた気になる文章です。
形を商うものとして、人の心の不思議さを思います。
 又ある人はこんなことも言っていました。
いくら科学者が神の存在を否定しても、人が嘘をつく限り神は存在する。
  
Posted by masuzawa05 at 10:02Comments(0)TrackBack(0)

2005年06月03日

木肌美人の住宅シリーズ02

木肌
1200万住宅・Aのコンセプト
 その一;天然木と土と紙で組み立てたエコロジーな住まい。懐かしい縁側と濡れ縁、北庭を望む通風の良い茶の間、客間や子供部屋としてのロフトの在る住まい、バリアフリーに配慮したデザイン。仕事人間が寝に帰る住処としての家ではなく、四季を愛でくつろぎ憩いお洒落に住まう。時に自らに啓発を与える刺激的な住まい。
 それを「普段着の贅沢」と呼ぼう。普段着にお洒落を、お洒落を日常に。このシリーズはシンプルライフの奨めです、土に接することの出来る平屋感覚の佇まい、そう思いながらも二階建てにも憧れていました、そこで小屋裏を利用してロフトを二つ作りました。ルーフウインドーから星空が眺められます。家族をつなぐ証として中央に吹き抜けを介した溜りの有る茶の間を配しました。吹き抜けの上を二つのロフトを繋ぐブリッジが走ります
 その二;本当のことを言うとこの家はシルバーハウスとして設計しました。庭弄りをしながら老後を過ごすには平屋がいい、それもざっくばらんにフラットな床で車椅子にも適応できて・・・等々。何よりも掃除をするのにコンパクトなのがいい、そう決め付けていました。子供が孫を連れてきたらどうしよう、捨てられないピアノはどうしよう、兄弟が泊まるといったらどうしよう、納戸も欲しい、書斎も欲しい、だんだん欲が出てきました。欲が嵩じてしまったら、欲張りすぎてしまったら、機能でがんじがらめにしてしまったら面白くない・美しくない。坪数や予算の制約もある、一歩手前で止めてみました、いかがでしょうか。
 その三;シルバー向けではあるが、ふとヤンママ向けでもあるような気がしてきました。子供部屋は二階のロフトを使います。ひょっとすると年老いた親とも住めるような気がしてきました。一階に親が、もちろん私たちは二階に。

 懐かしいもの・・・縁側・濡れ縁・北庭・踏み台・釣る下がった電球と卓袱台。
忘れていたセピア色のスローな暮らし。
とまれ千二百万でこの家が出来ます、余ったお金で人生を楽しみましょう。
 人生は短い、されど千二百万なら空間と生活を楽しむ時間はまだ十分に有る。

 石井建築事務所からの ‘提案’です。
  
Posted by masuzawa05 at 19:55Comments(0)TrackBack(0)

木肌美人の住宅シリーズ01

b6ca5a57.jpg  サブタイトルは‘リーズナブルハウス21’です、21世紀に向けた手ごろな値段の住宅という設計事務所が提案する規格住宅です。
 石井建築事務所は旅館ばかりではなく住宅も設計します。
なぜ木肌美人なのか;柱や造作材には節の有る杉の天然の無垢材を使用します。
‘美人は冷たい・・・よく言われることです。’あばたもえくぼ、永く暮らすには愛嬌のある性格美人がいい。もちろん容姿端麗にこしたことはありませんが
 多少の節や傷は全面的に使い込めば気になりません。

テーマは  U・E・E
      U:ユニバーサル
      E:エコロジー       
      E:エコノミー
タイプはいろいろです
* 900万住宅;気ままな一人暮らしもいいもんだ
* 1200万住宅・A;平屋感覚のシンプルライフもいいもんだ
* 1200万住宅・B;二階建てシンプルライフもいいもんだ
* 1350万住宅;昔懐かしい田の字のプラン
* 1700万住宅;小さな敷地に大きな家を・三階建てプラン
* その他;オーダー、パターンオーダーいろいろ
  
Posted by masuzawa05 at 19:50Comments(0)TrackBack(0)
心を形に表す
建築空間にはいろいろの「想い」がある。
具体的な平面から容積のある空間へと立ち上げるさまざまな作業の中で、オーナーの使い勝手や心情が、私の心を通して色づいていく。
思い入れ豊かに熟成された建築空間には、オリジナルでしなやかな空気が息づき始める。
豊潤で美しく、時に凛々しい。
機能的であることは大切なことですが、美的な創意工夫も大切な要素です。
そう思いながら設計しています。


増澤信一郎
S22年10月11日生まれ
芝浦工業大学建築工学科卒業
静岡県伊東市宇佐美在住
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